概要:
自分自身がもつさまざまな疑問に対して、徹底的に考え抜くことが哲学における基本的態度です。「哲学する」とはどのようなことかについて、西洋と日本の思想を取り上げつつ、講義してゆきます。そして、哲学上の諸問題に関する講義と議論用資料作成を・議論を通して、①それぞれの学生が「哲学する」ことができるように動機づけして、国際人として通用する柔軟な思考を養成します。②それぞれの学生が多様な価値観を認めつつ、自己の確立ができるようにします。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式ですが、年4回議論の時間を予定しています。
【授業時間60時間】
注意点:
議論のための資料として、適宜、小レポートを提出してもらう予定です。レポートはメール等で受けつけるので、その心づもりをしておいてください。議論は年4回を予定しています。また、講義で述べたことについて定期試験で確認する方針なので、「講義をしっかり聴く」ことを心がけてほしいと思います。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
「哲学」とは? |
「哲学」と「思想」との相違について、説明できる。
|
2週 |
「哲学」とは? |
「哲学」と「思想」との相違について、説明できる。
|
3週 |
「哲学」「phylosophia」の語 |
「哲学」の語の由来について、説明できる。
|
4週 |
「哲学」「phylosophia」の語 |
「哲学」の語の由来について、説明できる。
|
5週 |
「哲学」「phylosophia」の語 |
「phylosophia」の語の由来について、説明できる。
|
6週 |
「哲学」「phylosophia」の語 |
「phylosophia」の語の由来について、説明できる。
|
7週 |
議論 |
資料作成を通して自分の意見をまとめ、議論を通して周囲の意見を認められる。
|
8週 |
西洋における哲学上の諸問題1 |
デカルトを中心にした主観客観の一致問題について、説明できる。
|
2ndQ |
9週 |
西洋における哲学上の諸問題1 |
デカルトを中心にした主観客観の一致問題について、説明できる。
|
10週 |
西洋における哲学上の諸問題2 |
ロック・ヒューム等を中心にした主観客観の一致問題について、説明できる。
|
11週 |
西洋における哲学上の諸問題2 |
ロック・ヒューム等を中心にした主観客観の一致問題について、説明できる。
|
12週 |
西洋における哲学上の諸問題3 |
カント・ヘーゲルを中心にした主観客観の一致問題について、説明できる。
|
13週 |
西洋における哲学上の諸問題3 |
カント・ヘーゲルを中心にした主観客観の一致問題について、説明できる。
|
14週 |
西洋における哲学上の諸問題3 |
カント・ヘーゲルを中心にした主観客観の一致問題について、説明できる。
|
15週 |
議論 |
資料作成を通して自分の意見をまとめ、議論を通して周囲の意見を認められる。
|
16週 |
【答案返却時間】 |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
日本における哲学上の諸問題1 |
『古事記』を中心にした古代人の思想について、説明できる。
|
2週 |
日本における哲学上の諸問題1 |
『古事記』を中心にした古代人の思想について、説明できる。
|
3週 |
日本における哲学上の諸問題1 |
『古事記』を中心にした古代人の思想について、説明できる。
|
4週 |
日本における哲学上の諸問題2 |
言霊の思想を中心にした古代人の思想について、説明できる。
|
5週 |
日本における哲学上の諸問題2 |
言霊の思想を中心にした古代人の思想について、説明できる。
|
6週 |
議論 |
資料作成を通して自分の意見をまとめ、議論を通して周囲の意見を認められる。
|
7週 |
日本における哲学上の諸問題3 |
禅の思想・道元を中心に中世人の思想について、説明できる。
|
8週 |
日本における哲学上の諸問題3 |
禅の思想・道元を中心に中世人の思想について、説明できる。
|
4thQ |
9週 |
日本における哲学上の諸問題3 |
禅の思想・道元を中心に中世人の思想について、説明できる。
|
10週 |
日本における哲学上の諸問題3 |
実存主義の思想について、説明できる。
|
11週 |
日本における哲学上の諸問題4 |
世阿弥を中心に中世人の思想について、説明できる。
|
12週 |
日本における哲学上の諸問題4 |
世阿弥を中心に中世人の思想について、説明できる。
|
13週 |
日本における哲学上の諸問題5 |
千利休を中心に近世人の思想について、説明できる。
|
14週 |
日本における哲学上の諸問題5 |
千利休ほかを中心に近世人の思想について、説明できる。
|
15週 |
議論 |
資料作成を通して自分の意見をまとめ、議論を通して周囲の意見を認められる。
|
16週 |
【答案返却時間】 |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | 前12,前13,前14 |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | 前7,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | 前7,前15,後6,後15 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 前7,前15,後6,後15 |