科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成23年度 (2011年度)
授業科目 物理
科目番号 0016 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般教科(平成25年度以前入学生) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 物理基礎、物理(数研)/リードα(数研)
担当教員 松尾 俊寛

到達目標

1. 物体の基本的な運動において力学的エネルギー保存則を表す式を立てることができる
2. 運動量や力積を用いて速度の変化や加えられた力を求めることができる
3. 円運動や単振動に関する基本的な問題を扱うことができ、周期などの物理量を求めることができる
4. 熱量の保存を用いて物体の熱容量や比熱を求めることができる
5. 熱力学第一法則にもとづいて気体の状態変化を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1力学的エネルギー保存則を表す式をたて、それを用いて物体の運動を決定することができる物体の基本的な運動において力学的エネルギー保存則を表す式を立てることができる物体の基本的な運動において力学的エネルギー保存則を表す式を立てることができない
評価項目2運動方程式から運動量と力積の関係を説明でき、それらを用いて運動の諸量を求め得ることができる運動量や力積を用いて速度の変化や加えられた力を求めることができる運動量や力積を用いて速度の変化や加えられた力を求めることができない
評価項目3円運動と単振動の関係を説明でき、お互いの問題解決に利用することができる円運動や単振動に関する基本的な問題を扱うことができ、周期などの物理量を求めることができる円運動や単振動に関する基本的な問題を扱うことができ、周期などの物理量を求めることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物理学は自然現象の探求を目的として発展した学問であるが、その成果は現代科学技術の基礎としてあらゆる分野に使われている。
授業の進め方・方法:
本講義では、物理学の学習を通じて自然現象を系統的・論理的に考えていく力を養い、広く自然の諸現象を科学的に解明するための物理的な見方、考え方を身につける。2年では、力学、熱力学を中心に学習する。
注意点:
予習・講義・演習・復習・小テストで自分の理解度を確認しながら学習を進めてください。なお、本講義は前期開講の「物理実験・演習」とリンクしています。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 仕事と力学的エネルギー 仕事とエネルギーの関係を説明できる
2週 仕事と力学的エネルギー 仕事とエネルギーの関係を説明できる
3週 仕事と力学的エネルギー 仕事とエネルギーの関係を説明できる
4週 運動量の保存 運動量保存則を用いて物体の速度を計算できる
5週 運動量の保存 運動量保存則を用いて物体の速度を計算できる
6週 運動量の保存 運動量保存則を用いて物体の速度を計算できる
7週 運動量の保存 運動量保存則を用いて物体の速度を計算できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 円運動 円運動する物体の速度、加速度の関係をつかって円運動を説明できる
10週 円運動 円運動する物体の速度、加速度の関係をつかって円運動を説明できる
11週 円運動 円運動する物体の速度、加速度の関係をつかって円運動を説明できる
12週 単振動 単振動の運動方程式を扱うことができ、周期などの基本的諸量が計算できる
13週 単振動 単振動の運動方程式を扱うことができ、周期などの基本的諸量が計算できる
14週 万有引力 2物体間の間に働く万有引力を求めることができる
15週 万有引力 2物体間の間に働く万有引力を求めることができる
16週
後期
3rdQ
1週 熱とエネルギー 熱量の保存を用いて物体の比熱を計算できる
2週 熱とエネルギー 熱量の保存を用いて物体の比熱を計算できる
3週 熱とエネルギー 熱量の保存を用いて物体の比熱を計算できる
4週 気体の法則 気体の法則を用いて気体の状態を計算できる
5週 気体の法則 気体の法則を用いて気体の状態を計算できる
6週 気体分子の運動 気体分子の運動によって温度や圧力などの巨視的量を説明できる
7週 気体分子の運動 気体分子の運動によって温度や圧力などの巨視的量を説明できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 熱力学第一法則と気体の状態変化 熱力学第一法則により気体の状態変化を説明でき、状態量の計算ができる
10週 熱力学第一法則と気体の状態変化 熱力学第一法則により気体の状態変化を説明でき、状態量の計算ができる
11週 熱力学第一法則と気体の状態変化 熱力学第一法則により気体の状態変化を説明でき、状態量の計算ができる
12週 不可逆変化と熱機関 熱が関与する変化は一般に不可逆であることを説明できる
13週 不可逆変化と熱機関 熱が関与する変化は一般に不可逆であることを説明できる
14週 波の性質 波の基本的性質を理解し、波の速さや振動数を計算できる
15週 波の性質 波の基本的性質を理解し、波の速さや振動数を計算できる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6000102010100
基礎的能力400010101070
専門的能力200005025
分野横断的能力0000505