数学C

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成26年度 (2014年度)
授業科目 数学C
科目番号 0025 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教科(平成25年度以前入学生) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「線形代数」 矢野健太郎 石原繁 (裳華房)
担当教員 宮本 陽生

到達目標

1. 行列の和・差・積・実数倍、行列式の値が計算できる。
2. 掃き出し法や行列を用いて連立方程式を解くことができ、逆行列を求めることができる。
3. 1次変換、簡単な図形の像・現像を求めることができる。
4. 行列の固有値・固有ベクトルを求めて、対角化ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1行列式の性質を利用して行列式の値の計算ができる。行列の和差積、および行列式の値の計算ができる。4次の行列式の計算ができないし、行列の積も正確に計算できない。
評価項目2掃き出し法により、製法行列の正則性を判定できる。掃き出し法や行列を用いて連立方程式を解くことができ、逆行列を求めることができる。掃き出し法により逆行列を求めることができない。
評価項目31次変換による簡単な図形の現像を求めることができる。基礎的な1次変換を行列で表すことができ、1次変換による簡単な図形の像を求めることができる。基礎的な1次変換を行列で表すことができない。
評価項目4正方行列の累乗を対角化を利用して計算することができる。2次と3次の正方行列の固有値と固有ベクトルを求めることができ、それを用いて対角化できる。2次正方行列の固有値と固有ベクトルを求めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
数学は工業高専において根幹となる科目である。本授業では、工学への応用で重要な役割を果たす行列と行列式の計算およびその応用を学習する。
授業の進め方・方法:
注意点:
授業に集中し、効率的に学習する方法を確立すること。予習復習は必須である。
定期試験の勉強はもちろん重要であるが、平常の小テストの勉強、提出物なども努力を怠らないこと。
課題など提出物は提出期限を厳守すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 行列式 2次・3次の行列式の計算ができる。
2週 行列式 行列式の展開を利用して4次の行列式の値の計算ができる。
行列式の性質を利用して行列式の値の計算ができる。
3週 行列 行列の和・差・積・実数倍の計算ができる。
4週 連立1次方程式・逆行列 2次正方行列の逆行列を求めることができる。
5週 連立1次方程式・逆行列 掃き出し法により連立方程式の解、3次正方行列の逆行列を求めることができる。
6週 連立1次方程式・逆行列 掃き出し法により連立方程式の解、3次正方行列の逆行列を求めることができる。
7週 前期中間試験
8週 1次変換 対称移動・回転など基本的な1次変換を行列で表すことができる。
2ndQ
9週 1次変換 1次変換の合成変換・逆変換を求めることができる。
10週 1次変換 直線など基本的な平面図形の、1次変換による像・現像を求めることができる。
11週 1次変換 2次・3次の正方行列の固有値・固有ベクトルを求めることができる。
12週 固有値と固有ベクトル 正方行列の固有値・固有ベクトルを用いて対角化できる。
13週 固有値と固有ベクトル 正方行列の固有値・固有ベクトルを用いて対角化できる。
14週 固有値と固有ベクトル 正方行列の累乗を対角化を利用して計算することができる。
15週 固有値と固有ベクトル 正方行列の累乗を対角化を利用して計算することができる。
16週 前期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他小テスト合計
総合評価割合90000505100
基礎的能力90000505100
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000