ソフトウェア設計

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 ソフトウェア設計
科目番号 0011 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科(平成25年度以前入学生) 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 明解Javaによるアルゴリズムとデータ構造 柴田望洋 ソフトバンククリエイティブ/Java/UMLによるアプリケーション開発 布広永示,高橋英男,森澤好臣著 オーム社
担当教員 岡本 浩行

到達目標

1.ソフトウェア設計に必要なデータ構造とアルゴリズムを用いることができる。
2.ソフトウェアの計算量を見積もることができる。
3.ソフトウェアの構造を設計・記述することができる。
4.基本的なデザインパターンを説明するこ
とができる。
5.簡単なソフトウェアの仕様書を記述することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ソフトウェア設計に必要なデータ構造とアルゴリズムを用いることができ、適切な応用ができる。ソフトウェア設計に必要なデータ構造とアルゴリズムを用いることができる。ソフトウェア設計に必要なデータ構造とアルゴリズムを用いることができない。
評価項目2ソフトウェアの計算量を見積もることができ、ソフトウェアの性能評価、比較ができる。ソフトウェアの計算量を見積もることができる。ソフトウェアの計算量を見積もることができない。
評価項目3ソフトウェアの構造を設計・記述することができ、構造的観点からソフトウェアを評価できる。ソフトウェアの構造を設計・記述することができる。ソフトウェアの構造を設計・記述することができない。
評価項目4基本的なデザインパターンを説明することができ、ソフトウェア設計に適用できる。基本的なデザインパターンを説明することができる。基本的なデザインパターンを説明することができない。
評価項目5簡単なソフトウェアの仕様書を記述することができ、説明できる。簡単なソフトウェアの仕様書を記述することができる。簡単なソフトウェアの仕様書を記述することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ソフトウェアの設計・開発に必要とされる技術として、要求・設計モデリングやソフトウェアのライフサイクルに関連する概念の理解や具体的手法の習得を目指す。
授業の進め方・方法:
注意点:
UMLを利用したソフトウェア設計やデザインパターンやアルゴリズムを利用したプログラム開発は自分で積極に考え、自分で作成することで身につく技術です。課題などは自分で考えて進めるようにすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.基本的なデータ構造 1-(1)配列、多次元配列、クラスを理解し、プログラムで使用できる。
2週 2.探索 2-(1)探索アルゴリズムについて説明できる。
3週
4週 2-(2)線型探索、二分探索について理解し、計算量で評価できる。
5週 3.再帰的アルゴリズム 3-(1)再帰の基本を理解し、説明できる。
6週 3-(2)再帰処理を用いて、ハノイの塔、8王妃問題のプログラムを作成できる。
7週 4.線形リスト 4-(1)線形リストについて説明できる。

線形リストをプログラムで実装できる。
8週 【中間試験】
4thQ
9週 5.統一モデリング言語(UML) 5-(1)統一モデリング言語(Unified Modeling Language)を理解し、クラス図、ユースケース図、シーケンス図などを作成できる。
10週
11週
12週 6.デザインパターン 6-(1)Singleton、Factory Method、Adapterなどのデザインパターンを理解し、説明できる。
13週
14週 7.フレームワーク 7-(1)オブジェクト指向フレームワークを用いてプログラムを作成できる。

フレームワークとデザインパターンとの関係を理解し、説明できる。
15週 8.ソフトウェア設計および開発
【期末試験】
【答案返却】
8-(1)課題に対するUMLを用いたソフトウェア設計及びデザインパターンやアルゴリズムを利用したプログラム開発ができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600002020100
基礎的能力30000101050
専門的能力30000101050
分野横断的能力0000000