ロボット創造実習

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 ロボット創造実習
科目番号 0018 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 4
開設学科 制御情報工学科(平成25年度以前入学生) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:4 後期:4
教科書/教材 必要に応じてプリントを配布する。
担当教員 福田 耕治

到達目標

1.与えられた課題を理解し、それを解決するためのアイディアを提案できる。
2.課題に対する複数のアイディアを分析し、評価することができる。
3.アイディアに基づき、装置などの構造や回路を設計することができる。
4.設計したシステムに対応するプログラムの構成を考えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1課題内容に対応した作品アイディアを複数提案できる。課題内容に対応した作品アイディアを一つ以上提案できる。課題内容に対応した作品アイディアを提案できない。
評価項目2複数のアイディアに対し、多面的な観点から評価し、議論できる。アイディアに対し、限定された範囲ではあるが評価し、議論できる。複数のアイディアに対し、多面的な観点から評価することができない。もしくは議論できない。
評価項目3アイディアに基づき、システムの構造や回路を設計・製作できる。アイディアに基づき設計されたシステムの構造や回路を理解し、説明できる。設計されたシステムの構造や回路が理解、説明できない。
評価項目4設計製作されたハードウェアに必要なプログラムを設計・作成することができる。設計・製作されたハードウェアに必要なプログラムの構成を考えることができる。設計・製作されたハードウェアに必要なプログラムの構成を考えられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目では、これまでに学習したマイクロコンピュータのハードウェア・ソフトウェア、およびその周辺の回路やデバイス等に関する基礎的な知識ををもとに、メカトロニクスシステムやロボットを構築する実習を通して実際に知識を用いて目的とするシステムを創りあげる、創造力・製作技術の向上を目的とする。
授業の進め方・方法:
本科目では,グループ(4人程度)を設定し,グループごとにテーマを決めてメカトロ肉システムやロボットを設計・製作する活動をする第1課題,いくつかの課題から取り組む課題を選定し個人で活動する第2課題がある。 課題に沿って活動するが,一定期間ごとに活動記録報告書を各自が提出する。また,各課題におけるデータやレポートも提出する。
注意点:
本科目では、これまでに学習したマイクロコンピュータ、電子回路、ソフトウェアなどの知識を基本として実習を中心に学習をすすめる。分からない場合は、これまでに学習した内容に戻って学習する必要がある。また、報告書は評価に組み入れるので、毎回気を抜かずに実習に取り組む必要がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 導入(第1課題:テーマに沿った装置の設計製作) 各自でアイディアを考案する。
2週 グループ内でアイディアを選択・統合し,アイディアをひとつにまとめる。
3週 まとめたアイディアと経緯についてスライドを作成し,アイディアのプレゼンをする。
4週 設計 アイディアの具体的な構成・構造を考え,CADに入力する。
5週 電気・電子回路に必要な機能をまとめ,回路を設計する。
6週 必要な部材・部品をまとめ,リストを作成する。
7週 詳細設計 構成・機構・構造の詳細設計を行い,すべての装置部品をCAD入力する。
8週 回路図より,回路レイアウトを作成する。
2ndQ
9週 装置内配線図を作成する。
10週 装置設計図,回路図とそのレイアウト,装置内配線図を完成させる。
11週 製作 部材などの入手状況を考慮し,製作スケジュールを作成する。
12週 回路,プログラム,各部の作成・製作。
13週 回路,プログラム,各部の作成・製作。
14週 回路,プログラム,各部の作成・製作。
15週 回路,プログラム,各部の作成・製作。
16週
後期
3rdQ
1週 装置完成。
2週 ポスター制作 装置紹介ポスターの作成。
3週 装置紹介ポスターの作成。
4週 一人ずつポスターおよび実機を用いたプレゼンテーション。
5週 全てのデータをまとめる。第1課題全体のレポートを作成する。
6週 導入(第2課題:プログラムを中心としたロボット制御) 課題選択。システムの概要,プログラムの開発手順を把握する。
7週 設計 課題に対応する方法・手順をまとめる。
8週 基本機能作成 基本的な動作や機能を利用する関数を作成する。
4thQ
9週 基本的な動作や機能を利用する関数を作成する。
10週 基本的な動作や機能を利用する関数を作成する。
11週 動作プログラム作成 課題に対応する動作プログラム作成。
12週 課題に対応する動作プログラム作成。
13週 課題に対応する動作プログラム作成。
14週 レポート作成。
15週 8.プレゼンテーション 実演をともなう、最終的な作品のプレゼンテーションを実施する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合02000800100
基礎的能力050020025
専門的能力0100030040
分野横断的能力050030035