シーケンス制御工学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 シーケンス制御工学
科目番号 0020 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報工学科(平成25年度以前入学生) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 シーケンス制御入門(廣済堂出版)/図解でわかるシーケンス制御の基本(技術評論社)
担当教員 伊丹 伸

到達目標

1.シーケンス制御とは何かを理解し、実例をあげて説明できる。
2.シーケンス制御機器の図および文字記号が書ける。
3.基本的なシーケンス制御回路を理解し、説明できる。
4.具体的な応用回路の回路動作を理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1シーケンス制御とは何かを実例をあげて説明でき、またフィードバック制御との違いも説明できる。シーケンス制御とは何かを実例をあげて説明できる。シーケンス制御とは何かを実例をあげて説明できない。
到達目標2シーケンス制御用機器の図および文字記号が書け、その機器の内容についても説明できる。シーケンス制御用機器の図および文字記号が書ける。シーケンス制御用機器の図および文字記号が書けない。
到達目標3基本的なシーケンス制御回路を理解し、説明でき、なおかつタイムチャートも書くことができる。基本的なシーケンス制御回路を理解し、説明できる。基本的なシーケンス制御回路を説明できない。
到達目標4具体的な応用回路の回路動作が理解でき、またそのシーケンス制御回路を書くことができる。具体的な応用回路の回路動作を理解し、説明できる。具体的な応用回路の回路動作を理解し、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
自動制御を必要とする広範囲産業分野で、重要な役割を果たしているシーケンス制御技術の基礎を、講義や演習を通じて学ぶ。シーケンス制御の基本的な知識(シーケンス制御機器、基本シーケンス制御回路、タイムチャート、電磁リレー、自己保持回路、タイマ、カウンタなど)を理解し、シーケンス制御回路の具体的応用回路の構成および、回路について習得する。
授業の進め方・方法:
教科書に沿って講義をした後、教科書の各章末問題を3回に分けて解いてもらい、レポートとして提出してもらう。提出時には理解の確認のために口頭試問を実施する。講義中はできるだけシーケンス制御機器(スイッチ、リレー、センサ、PLCなど)の実物をみてもらう。
注意点:
講義内の演算時間に教科書の演習問題を解いてもらうので、レポート用紙を持参すること。なお、提出時には口頭試問を実施するので、問題の内容をよく理解しながら解くこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シーケンス制御の基礎 シーケンス制御とは何かを理解し、実例をあげて説明できる。
2週 シーケンス制御の基礎 シーケンス図の見方・書き方について理解し、説明できる。
シーケンス制御用機器の図および文字記号とその動作について理解し、説明できる。
3週 基本論理回路 基本論理回路とタイマチャートについて理解し、説明できる。
4週 リレー回路と論理回路 電磁リレーの構造と動作について理解し、説明できる。
リレーを使った基本論理回路および自己保持回路を理解し、説明できる。
5週 演習1(口頭試問を含む) 教科書第1~4章の演習問題が解け、説明できる。
6週 演習1(口頭試問を含む) 教科書第1~4章の演習問題が解け、説明できる。
7週 演習1(口頭試問を含む) 教科書第1~4章の演習問題が解け、説明できる。
8週 【中間試験】
2ndQ
9週 主回路と操作回路 主回路用の機器について理解し、その構造や動作を説明できる。
10週 優先回路 インターロック回路、並列優先回路、新入力優先回路、直列優先回路について理解し、説明できる。
11週 タイマおよびカウンタ回路 タイマおよびカウンタの構造および動作について理解し、説明できる。
遅延動作回路、一定時間動作回路、繰り返し動作回路、計測回路を理解し、説明できる。
12週 演習2(口頭試問を含む) 教科書第5~7章の演習問題が解け、説明できる。
13週 演習2(口頭試問を含む) 教科書第5~7章の演習問題が解け、説明できる。
14週 PLC
演習3(口頭試問を含む)
PLCの構成、種類および特徴について理解し、説明できる。
教科書第8章の応用回路が解け、その回路動作などを説明できる。
15週 演習3(口頭試問を含む) 教科書第8章の応用回路が解け、その回路動作などを説明できる。
16週 【期末試験答案返却】

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストレポート・課題発表その他合計
総合評価割合7003000100
基礎的能力400100050
専門的能力300100040
分野横断的能力00100010