プログラミング

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 プログラミング
科目番号 0019 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建設システム工学科(平成25年度以前入学生) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 やさしく学べるC言語ーANSI規格準拠(森北出版)/建設工学シリーズ 情報処理(森北出版)
担当教員 笹田 修司

到達目標

1.基本的なC言語の文法が理解できる。
2.簡単な演算を行う基礎的なC言語プログラムを理解し、作成できる。
3.基礎的な数値解析を行うC言語プログラムが理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1C言語の文法を理解し、プログラムの文法的な誤りの修正や明確な説明ができる。C言語の基本的な文法を理解し、プログラムの文法的な誤りの修正ができる。C言語の基本的な文法を理解できておらず、プログラムの文法誤りの修正もできない。
到達目標2簡単な演算を行う基礎的なC言語プログラムが理解でき、アルゴリズムをもとにプログラムを作成できる。簡単な演算を行う基礎的なC言語プログラムが理解でき、簡単なプログラムの修正や変更ができる。簡単な演算を行う基礎的なC言語プログラムの理解が不十分で、単純なプログラムの修正や変更ができない。
到達目標3一般的な数値解析を行うプログラムが理解でき、必要なプログラムを作成することができる。基礎的な数値解析を行うプログラムが理解でき、処理内容の説明ができる。基礎的な数値解析を行うプログラムの理解が不十分で、処理内容の説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 本授業では、プログラム言語のひとつである基本的なC言語の文法を理解し、簡単なプログラムを自力で作成できるようになることを目標としている。そのために必要なプログラミングに関する基礎的なC言語文法について、例題や演習問題を用いて学習する。
授業の進め方・方法:
 この授業は主にC言語文法について講義中心の授業形態ですすめ、より理解を深めるために演習室のパソコンを利用したプログラミング演習(実習)も行う。評価割合の「レポート・課題」は、プログラミング演習時の課題の解答で評価する。
注意点:
 演習室のパソコンを利用したプログラミング演習(実習)の回数は時間の関係で多くはないため、各自自身でも放課後等に演習室を利用するなどして、積極的にプログラミングに取り組んで欲しい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,プログラミングの基礎 授業の進め方や評価方法の周知をする。プログラミングの基礎として、2進と10進の基数変換が行える。
2週 プログラミングの基礎 8進数、10進、16進数の基数変換が行える。小数点数を含む2進数変換や2進数の補数表現について理解する。
3週 プログラミングの基礎、データ型と定数・変数 ソース文字集合とソースプログラムの構成について説明が出来る。データ型について理解し、説明ができる。
4週 データ型と定数・変数 定数について理解し、説明ができる。
5週 データ型と定数・変数 識別子、変数について理解し、説明ができる。
6週 簡単な入出力関数の基本 入出力関数printf、scanfを基礎的な用法で使用することができる。
7週 演算子1 演算子の優先順位を理解し、四則演算などの簡単な演算子を理解し、演算内容の説明ができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 演算子2 単項演算子、算術演算子、代入演算子を理解し、演算内容の説明ができる。
10週 演算子2 条件演算子、順次演算子、比較演算子、論理演算子、ビット演算子などの標準的な演算子を理解し、演算内容の説明ができる。
11週 演算子2 条件演算子、順次演算子、比較演算子、論理演算子、ビット演算子などの標準的な演算子を理解し、演算内容の説明ができる。
12週 関数 ユーザ定義関数を理解し、関数の定義や使用方法の説明ができる。
13週 関数 ユーザ定義関数を理解し、関数の定義や使用方法の説明ができる。
14週 関数 数字関数を理解し、関数の説明ができる。
15週 前期末試験
16週 答案返却
後期
3rdQ
1週 配列とポインタ 配列やポインタを理解し、使用方法の説明ができる。
2週 配列とポインタ 配列やポインタを理解し、使用方法の説明ができる。
3週 制御文 条件式を理解し、分岐や繰り返しの構文の説明ができる。
4週 制御文 条件式を理解し、分岐や繰り返しの構文の説明ができる。
5週 制御文 条件式を理解し、分岐や繰り返しの構文の説明ができる。
6週 構造体 構造体を理解し、定義や利用方法の説明ができる。
7週 構造体 構造体を理解し、定義や利用方法の説明ができる。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 標準入出力 標準入力関数を理解し、使用方法の説明ができる。
10週 標準入出力 標準入力関数を理解し、使用方法の説明ができる。
11週 ファイル処理 ファイルデータの入出力処理を理解し、処理手順に沿って使用方法の説明ができる。
12週 ファイル処理 ファイルデータの入出力処理を理解し、処理手順に沿って使用方法の説明ができる。
13週 数値計算法 最小二乗法、方程式の求解、数値積分などの数値計算の手順やアルゴリズムを理解し、説明ができる。
14週 数値計算法 最小二乗法、方程式の求解、数値積分などの数値計算の手順やアルゴリズムを理解し、説明ができる。
15週 学年末試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストレポート・課題発表その他合計
総合評価割合7003000100
基礎的能力000000
専門的能力7003000100
分野横断的能力000000