環境工学1

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成26年度 (2014年度)
授業科目 環境工学1
科目番号 0033 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設システム工学科(平成25年度以前入学生) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 資料を配布する/環境工学、住友恒ら、理工図書
担当教員 川上 周司

到達目標

1.環境問題の概要と原因、その防止や解決に向けた技術的・施策的な取り組みを理解する。
2.上下水道について歴史や背景、浄化、処理のメカニズムを理解し、土木技術者として水環境問題を解決する実践力を磨く。
3.技術者として有すべき環境に対する責任感と倫理観を養う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1環境問題の概要と原因、その防止や解決に向けた技術的・施策的な取り組みについて説明できる。環境問題の概要と原因、その防止や解決方法を理解している。環境問題の概要と原因、その防止や解決方法を理解していない。
到達目標2上下水道について歴史や背景、浄化、処理のメカニズムを理解し、自ら課題解決法を提案できる。上下水道について歴史や背景、浄化、処理のメカニズムを理解し、説明できる。上下水道について歴史や背景、浄化、処理のメカニズムを理解していない。
到達目標3技術者として有すべき環境に対する責任感と倫理観を持っており、自らの意見を主張できる。技術者として有すべき環境に対する責任感と倫理観について理解し一般論として説明できる。技術者として有すべき環境に対する責任感と倫理観について理解していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前半は、環境問題の歴史と現状、その原因、国内外の対策を学び、現状を把握する。後半は、主に衛生工学に重点を置き、人間活動による水の循環について学ぶ。講義では、水環境に関する基礎知識、上下水道における処理のメカニズムについて学び、人間と水環境の繋がりについて気付き、水処理技術が日常の中でどのように扱われているかを理解する。
授業の進め方・方法:
注意点:
環境問題は日々進行し、状況が変化しており、まさに我々一人一人の問題である。新聞・ニュース等から継続的に情報を収集する習慣を身につけて欲しい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人と環境 環境とはー地球の物理化学的特徴と歴史
2週 人と環境 人とはーヒトの歴史・進化と社会性
3週 公害から環境保全へ 戦後の経済成長と開発・公害の歴史
4週 公害から環境保全へ 環境と開発に関する国際的な動き
5週 地球環境問題 気候変動、地球の温暖化
6週 地球環境問題 オゾン層の破壊、酸性雨、森林破壊、砂漠化・水不足
7週 地球環境問題 生物多様性の危機
8週 中間試験
2ndQ
9週 水質汚濁 汚濁の指標
10週 水質汚濁 水質測定法
11週 上水道 上水道システム
12週 上水道 浄水処理
13週 下水道 下水道システム
14週 下水道 下水処理
15週 下水道 下水処理
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力3000010040
専門的能力300005035
分野横断的能力200005025