生産工学1

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成24年度 (2012年度)
授業科目 生産工学1
科目番号 0051 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設システム工学科(平成25年度以前入学生) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員が作成した講義資料/なし
担当教員 宇野 浩

到達目標

1.経営理念、CSR、安全、コンプライアンス、環境など企業の在り方・活動について理解し、説明できる。
2.生産方式・生産システム、工事管理、プロジェクトのマネジメント、品質管理などを理解し、説明できる。
3.海外工場展開などの国際化と、損益分岐点、製造原価など、生産活動に関する財務について理解し、説明できる。
4.商品開発〜販売までのものづくりについて理解し、説明できる。
5.技術開発、知的財産権、市場調査、マーケティング、新規事業、ベンチャー企業について理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1経営理念、CSR、安全、コンプライアンスなどについて企業と社会との関わりを事例を挙げて説明できる。経営理念、CSR、安全、コンプライアンスなどが説明できる。経営理念、CSR、安全、コンプライアンスなどが十分に説明できない。
評価項目2生産方式・生産システム、工事管理などの製造全般の管理・システムについて事例を挙げて説明できる。生産方式・生産システム、工事管理などが説明できる。生産方式・生産システム、工事管理などが十分に説明できない。
評価項目3海外工場展開などの国際化と、損益分岐点、製造原価などの経営手法について事例を挙げて説明できる。海外工場展開などの国際化と、損益分岐点、製造原価などが説明できる。海外工場展開などの国際化と、損益分岐点、製造原価などが十分に説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ものづくり力の強化をめざし、高品質、先進的特徴、高性能、安全、環境に配慮した商品を、企画立案~技術開発~生産~販売するための開発・生産システムとその管理技術、さらに急激に変貌する社会情勢で台頭する国際化などのものづくりに関する諸問題への対応について技術者として必要な能力を身につける。
授業の進め方・方法:
注意点:
授業は講義形式で進め、さらに企業における事例について討議する。また、レポートを提出する。最終回はグループ討議の結果を発表する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 企業とは1 企業とは何か、経営理念、経営方針、経済状況、日本的経済について説明できる。
2週 企業活動と社会との関係 CSR、コンプライアンス、環境保全、情報セキュリティーについて説明できる。
3週 企業活動と社会との関係 CSR、コンプライアンス、環境保全、情報セキュリティーについて説明できる。
4週 生産方式・生産システム 歴史的経緯、大量生産方式、セル生産、カンバン生産方式他について説明できる。
5週 工事管理 生産計画、各種工程管理法、工程設計、プロジェクト管理について説明できる。
6週 品質管理 QCの七つ道具、TQM、信頼性管理、寿命解析について説明できる。
7週 企業活動の国際化 海外への工場展開の背景と現状、海外で活動する能力について説明できる。
8週 生産活動と財務 損益分岐点、原価管理、利益、財務諸表について説明できる。
2ndQ
9週 生産情報システム CIM、SCM、クラウド生産システムについて説明できる。
10週 商品開発~販売 研究開発、商品開発、知的財産権、市場調査について説明できる。
11週 商品開発~販売 研究開発、商品開発、知的財産権、市場調査について説明できる。
12週 最近の企業情報Ⅰ(事例紹介) 企業を取り巻く社会動向と対応について説明できる。
13週 ベンチャー企業Ⅰ ベンチャー企業の意義と運用について説明できる。
14週 プレゼンテーション テーマを決めてグループ討論し、プレゼンテーションを行うことによりグループの考えをまとめて発表することができる。
15週 プレゼンテーション テーマを決めてグループ討論し、プレゼンテーションを行うことによりグループの考えをまとめて発表することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合02000800100
基礎的能力0100030040
専門的能力050030035
分野横断的能力050020025