構造解析学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 構造解析学
科目番号 0058 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設システム工学科(平成25年度以前入学生) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない 必要に応じて資料を配布する/構造力学第2版 下 不静定編(森北出版)
担当教員 森山 卓郎

到達目標

1.マトリックス構造解析により、ばねモデルや簡単な静定トラスの変位や力などが算定できる。
2.マトリックス構造解析により、不静定トラスの変位や力、はりのたわみなどが算定できる。

ルーブリック

理想的な到達レベル標準的な到達レベル未到達レベル
到達目標1マトリックス構造解析により、ばねモデルや簡単な静定トラスの変位や力などが確実に算定できる。マトリックス構造解析により、ばねモデルや簡単な静定トラスの変位や力などがほぼ算定できる。マトリックス構造解析により、ばねモデルや簡単な静定トラスの変位や力などがほとんど算定できない。
到達目標2マトリックス構造解析により、不静定トラスの変位や力、はりのたわみなどが確実に算定できる。マトリックス構造解析により、不静定トラスの変位や力、はりのたわみなどがほぼ算定できる。マトリックス構造解析により、不静定トラスの変位や力、はりのたわみなどがほとんど算定できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本講義では、マトリックス構造解析の初歩について理解を深めることを目的とする。まず、マトリックス代数の基礎を復習しながら、簡単なばねモデルにより、マトリックスを用いた構造解析の基礎を解説する。最終的には、マトリックスを用いてトラスやはりの問題が解けるようになることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業では例題をできるだけ多く解説し、その復習となる演習問題を宿題として出題する予定である。
注意点:
本講義では、マトリックス構造解析の基礎を平易に解説する。数学の行列計算や構造力学2のトラスとエネルギー法について復習しておくと、より理解が深まる。教科書は使用しないので、4年生の構造力学2で用いた教科書などを参考書として活用してほしい。 

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 マトリックス構造解析の概要 マトリックス構造解析の概要を理解できる。
2週 マトリックス代数の基礎 ベクトル・マトリックスの概要とマトリックスの和・差・スカラー倍の計算法が理解できる。
3週 マトリックス代数の基礎 マトリックスの積と座標変換マトリックスを理解できる。
4週 マトリックス代数の基礎 マトリックスを用いて連立方程式を解くことができる。
5週 ばねモデルのマトリックス構造解析 1次元のばねモデルの剛性マトリックスを作成できる。
6週 ばねモデルのマトリックス構造解析 1次元のばねモデルの剛性方程式を解くことができる。
7週 ばねモデルのマトリックス構造解析 2次元のばねモデルの剛性マトリックスを作成できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 トラスのマトリックス構造解析 トラスの剛性マトリックスを作成できる。
10週 トラスのマトリックス構造解析 静定トラスの剛性方程式を解くことができる。
11週 トラスのマトリックス構造解析 静定トラスの剛性方程式を解くことができる。
12週 トラスのマトリックス構造解析 トラス部材の応力やひずみの算定ができる。
13週 トラスのマトリックス構造解析 不静定トラスの剛性方程式を解くことができる。
14週 はりのマトリックス構造解析 はりの剛性マトリックスを作成できる。
15週 はりのマトリックス構造解析 はりの剛性方程式を解くことができる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力3500001550
専門的能力3500001550
分野横断的能力0000000