| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標1 | 古典物理学の問題点を具体例で説明することができ、それらを初期の量子論が如何に解決したか説明できる。 | 古典物理学の問題をあげることができ、それらを解決した初期の量子論のアイデアの例をあげられる。 | ミクロの世界では通用しなくなる古典物理学の問題の例を挙げることができない。 |
到達目標2 | ボーアの理論を用いて水素原子のエネルギー準位の計算ができる。さらに模型の抱える問題点を指摘できる。 | ボーアの理論を説明でき、それを用いて水素原子のエネルギー準位の計算ができる。 | 原子模型に対するボーアの理論の主要な条件を説明できない。 |
到達目標3 | 水素原子に対するシュレーディンガー方程式をたて、球対称な解をもとめてエネルギー準位を計算できる。 | 水素原子に対するシュレーディンガー方程式を書くことができ、波動関数の物理的意味を説明できる。 | 水素原子に対するシュレーディンガー方程式を書くことができない。波動関数の物理的意味を説明できない。 |
到達目標4 | 種々の1次元の量子系について波動関数を決定でき、解の物理的内容を説明できる。 | 1次元の量子系についてシュレーディンガー方程式をたてることができ、定性的な解の様子を説明できる。 | 波動方程式を全く解くことができない。または、接続条件を用いて波動関数を決定することができない。 |
到達目標5 | 演算子や固有ベクトルなどの線形代数の知識を用いて量子力学の基本的な構成について説明できる。 | 演算子、固有値と固有ベクトルなどの量子力学の基本的な概念について説明できる。 | 物理量と演算子の関係などの量子力学の基本的な概念について説明できない。 |