流体の力学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成26年度 (2014年度)
授業科目 流体の力学
科目番号 0044 科目区分 MC / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 構造設計工学専攻(平成30年度以前入学生) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 SI版 流体力学 (基礎と演習)(パワー社)/道具としての流体力学(日本実業出版社)
担当教員 大北 裕司

到達目標

1.流体運動の基礎方程式を理解し、ポテンシャル流れの計算ができる。
2.ナビエ・ストークス方程式を使った計算ができる。
3.層流境界層の基礎式を理解し、運動方程式の無次元について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベル標準的な到達レベル未到達レベル)
到達目標1流体運動の基礎方程式を理解し、ポテンシャル流れの条件、及び解法について説明ができる。流体運動の基礎方程式を理解し、ポテンシャル流れの計算ができる。流体運動の基礎方程式を理解できず、ポテンシャル流れの計算ができない。
到達目標2ナビエ・ストークス方程式を理解し、それを用いた計算3種類以上の流れに適用できる。ナビエ・ストークス方程式を理解し、それを用いた計算ができる。ナビエ・ストークス方程式を理解できず、それを用いた計算ができない。
到達目標3層流境界層の基礎式を理解し、運動方程式の無次元およびその導出について説明できる。層流境界層の基礎式を理解し、運動方程式の無次元について説明できる。層流境界層の基礎式を理解できず、運動方程式の無次元について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工学的なものづくりに必要な、流体の流動現象を理論的に取り扱う。主として、非圧縮粘性流体に関するナビエ・エトークス方程式を取り上げる。
授業の進め方・方法:
注意点:
主として二次元流れを理論的に解析する「流体の力学」と、主として一次元流れを経験的に取り扱う「水力学」や「水理学」との相違点に着目して欲しい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 流体運動の基礎方程式 (1)連続の式について説明できる。
(2)渦無しの条件について説明できる。
(3)非圧縮非粘性流体の運動方程式について説明できる。
2週 流体運動の基礎方程式 (1)連続の式について説明できる。
(2)渦無しの条件について説明できる。
(3)非圧縮非粘性流体の運動方程式について説明できる。
3週 流体運動の基礎方程式 (1)連続の式について説明できる。
(2)渦無しの条件について説明できる。
(3)非圧縮非粘性流体の運動方程式について説明できる。
4週 流体運動の基礎方程式 (1)連続の式について説明できる。
(2)渦無しの条件について説明できる。
(3)非圧縮非粘性流体の運動方程式について説明できる。
5週 ナビエ・ストークス方程式(直交座標系) (1)ナビエ・ストークス方程式の厳密解(平行流など)を求めることができる。
6週 ナビエ・ストークス方程式(直交座標系) (1)ナビエ・ストークス方程式の厳密解(平行流など)を求めることができる。
7週 ナビエ・ストークス方程式(直交座標系) (1)ナビエ・ストークス方程式の厳密解(平行流など)を求めることができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 ナビエ・ストークス方程式(円筒座標系) (1)連続の式について説明できる。
(2)ナベ・ストークス方程式の座標
変換について説明できる。
(3)ナベ・ストークス方程式の厳密解(ハーゲン・ポアズイユ流など)を求めることができる。
10週 ナビエ・ストークス方程式(円筒座標系) (1)連続の式について説明できる。
(2)ナベ・ストークス方程式の座標
変換について説明できる。
(3)ナベ・ストークス方程式の厳密解(ハーゲン・ポアズイユ流など)を求めることができる。
11週 ナビエ・ストークス方程式(円筒座標系) (1)連続の式について説明できる。
(2)ナベ・ストークス方程式の座標
変換について説明できる。
(3)ナベ・ストークス方程式の厳密解(ハーゲン・ポアズイユ流など)を求めることができる。
12週 境界層 (1)境界層について説明できる。
(2)層流境界層の基礎式を導出することができる。
(3)運動方程式の無次元化について説明できる。
13週 境界層 (1)境界層について説明できる。
(2)層流境界層の基礎式を導出することができる。
(3)運動方程式の無次元化について説明できる。
14週 境界層 (1)境界層について説明できる。
(2)層流境界層の基礎式を導出することができる。
(3)運動方程式の無次元化について説明できる。
15週 境界層 (1)境界層について説明できる。
(2)層流境界層の基礎式を導出することができる。
(3)運動方程式の無次元化について説明できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力0000000
専門的能力70000300100
分野横断的能力0000000