応用地盤工学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用地盤工学
科目番号 0049 科目区分 MC / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 構造設計工学専攻(平成30年度以前入学生) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 土質力学・第8版(森北出版)
担当教員 吉村 洋

到達目標

1. 四国の地質構成について理解する。
2. 土のせん断特性について説明できる。
3. 一次元圧密理論を誘導でき、圧密沈下量の算定ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベル標準的な到達レベル最低限の到達のレベル
到達目標1四国の地質構成について確実に理解し、的確に説明できる。四国の地質構成について理解し,説明できる。四国の地質構成についての理解できる。
到達目標2土のせん断特性について的確に説明できる。土のせん断特性について基礎的な事項を説明できる。土のせん断特性について理解できる。
到達目標3一次元圧密理論を説明でき、圧密沈下量の算定ができる。一次元圧密理論を誘導でき、圧密沈下について理解している。一次元圧密理論を誘導について,理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 地盤の上あるいは中に構造物を建設するためには、地盤やそれを構成している土の性質に関する知識や技術を理解することは大切なことである。四国の地質構成、土の強度特性やせん断試験の方法、モールの応力円、一次元圧密理論の誘導と解析、圧密試験の方法について講義を行い、設計や施工で必要となる基礎的事項を修得する。
授業の進め方・方法:
講義を中心に進めるが,授業では演習問題を適時行うので,電卓を必ず準備すること。
注意点:
演習問題を解く過程においても理解が促進されるので,演習問題を繰返し解くこと。また,周囲で行われている建設工事をよく観察し,教科書と実物をできる限り比較すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 四国の地質構成  四国地方の地質の成り立ち,特長が説明できる。
2週 四国の地質構成  中央構造線について概略の説明ができる。
3週 四国の地質構成  徳島地域の表層地盤の特性が説明できる。
4週 土のせん断特性  粘性土と砂質土の違いが説明できる
5週 土のせん断特性  排水条件の違いによる土のせん断強度の特性を説明できる。
6週 土のせん断特性  せん断強度を調べるためのせん断試験方法について説明できる。
7週 中間試験
8週 土の圧密特性  一次元圧密理論の誘導ができる。。
4thQ
9週 土の圧密特性  一次元圧密理論の解を計算できる。
10週 土の圧密特性  一次元圧密理論の解を,計算機を用いて計算できる。
11週 土の圧密特性  段階載荷による圧密試験の方法について説明できる。
12週 土の圧密特性  定ひずみ圧密試験の方法について説明できる。
13週 土の圧密特性  試験結果で得られた圧密特性を理解できる。
14週 土の圧密特性  現場条件について説明できる。
15週 土の圧密特性  試験結果で得られた圧密特性と現場条件との関係について,理解できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢ポートフォリオ合計
総合評価割合8002000100
基礎的能力000000
専門的能力8002000100
分野横断的能力000000