ディジタル回路演習

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 ディジタル回路演習
科目番号 0051 科目区分 MC / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 構造設計工学専攻(平成30年度以前入学生) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 前期:4
教科書/教材 配布資料/なし
担当教員 長谷川 竜生,小松 実

到達目標

1.dsPICを用いてLEDの点灯制御を行うことができる。
2.dsPICを用いて7セグメントLED、LEDディスプレイの点灯制御を行うことができる。
3.dsPICを用いてAD変換を行うことができる。
4.dsPICを用いて割り込み制御を行うことができる。
5.dsPICを用いてシリアル通信を行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1LEDの点灯制御に関して、応用的な動作まで行うことができる。LEDの点灯制御に関して、基本的な動作を行うことができる。LEDの点灯制御を行うことができない。
到達目標27セグメントLED、LEDディスプレイの点灯制御に関して、応用的な動作まで行うことができる。7セグメントLED、LEDディスプレイの点灯制御に関して、基本的な動作を行うことができる。7セグメントLED、LEDディスプレイの点灯制御を行うことができない。
到達目標3AD変換を利用して、LEDの点灯制御や波形のサンプリングを行うことができる。AD変換の動作を行うことができる。AD変換の動作を行うことができない。
到達目標4割り込みを利用して、複数の処理を実行することができる。割り込みを使用することができる。割り込みを使用することができない。
到達目標5シリアル通信を利用して、LEDの点灯制御やセンサ電圧の取得ができる。シリアル通信を行うことができる。シリアル通信を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高機能なワンチップマイコンdsPICを用いたLED点灯制御、AD変換、通信制御などに関する演習を行う。制御に必要な回路やプログラミング技術について学習することを目標とする。
授業の進め方・方法:
注意点:
本科目では1人ずつ器材を使って課題演習を行う。課題演習をブレッドボード上に配線し、C言語によりプログラミングを行い動作させる。そのため、電子回路とC言語に関する知識が必要となるので、本科における関連科目の内容をよく復習しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.LEDの点灯制御 (1)dsPICを用いてゲート回路を製作できる。
2週 1.LEDの点灯制御 (2)dsPICを用いてLEDを点滅点灯させることができる。
3週 1.LEDの点灯制御 (2)ビット演算子を用いてLEDを順次点灯させることができる。
4週 2.7セグメントLED (1)ダイナミック点灯制御により7セグメントLEDを点灯させることができる。
5週 2.7セグメントLED (2)スイッチにより7セグメントLEDの点灯を制御することができる。
6週 2.LEDディスプレイ (1)ダイナミック点灯制御によりLEDディスプレイを点灯させることができる。
(2)LEDディスプレイにおいてスクロール表示させることができる。
7週 3.LEDディスプレイ (3)LEDディスプレイにおいて順次点灯させることができる。
8週 【中間試験】
2ndQ
9週 4.割り込み処理 (1)INT割り込み、CN割り込みを使用することができる。
10週 4.割り込み処理 (2)タイマー割り込み時間を設定することができる。
11週 4.割り込み処理 (3)タイマー割り込みを使用して、複数の処理を実行させることができる。
12週 5.AD変換 (1)アナログ入力値によりLEDの点灯を制御することができる。
13週 5.AD変換 (2)自動サンプリングによりアナログ信号をサンプリングすることができる。
14週 6.シリアル通信 (1)PCによりマイコンに接続されたLEDの点灯を制御することができる。
15週 6.シリアル通信 (2)マイコンに接続されたセンサ電圧をPCに表示させることができる。
16週 【答案返却】

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストレポート・課題発表その他合計
総合評価割合70015015100
基礎的能力000000
専門的能力70015015100
分野横断的能力000000