創造工学演習

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 創造工学演習
科目番号 0065 科目区分 MC / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 構造設計工学専攻(平成30年度以前入学生) 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 担当教員が必要に応じて紹介する
担当教員 西野 精一,吉村 洋,長谷川 竜生,吉田 岳人

到達目標

1.異なる専攻分野の学生とチームを組み、議論を通して課題を発見・検討・解決していくことができる。
2.課題の解決に必要な情報を、様々な文献や利用して調査することができる。
3.得られた情報を分析し、自分に課された課題について解決策を見出すことができる。
4.チームにおける自らの役割を果たし、全員で1つのまとまった技術文書を作成することができる。
5.進歩状況、、最終的な成果についてわかりやすくプレゼンテーションをすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベル(可)
到達目標1自分の発案と他者それを比較,統合し改良案を発案できる。他分野専攻の学生で構成したチームでの討議をつうじて、発明・ビジネスを発案できる。他分野専攻の学生で構成したチームで、発明・ビジネスを発案できる。
到達目標2右記の過程で、チームメンバーの推捗・完成度の差を調整し、チーム全体の向上が図れる。発明・ビジネスの原案に新規性を確立すべく、先行技術調査を行うことができる。発明・ビジネスの原案に関する先行技術調査を行うことができる。
到達目標3右記の過程で、リーダーシップを発揮しつつ推進することができる。先行技術調査結果に応じて、発明・ビジネスの原案を、チームでの検討を経て、改善・改良できる。先行技術調査結果に応じて、発明・ビジネスの原案を改善・改良できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
知識理解型から創造力養成型技術者へのステップアップを目指して、学生が主体的かつチームの一員として皆と協力しながら、自らの発想を交え、お互いに議論しながら技術文書としてまとめるなど、総合的な「ものづくり」の能力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
異なる専攻の学生でチームを形成し、テーマ・プラン決定,先行技術調査から企画立案,発明・事業提案書までを行う。
チームの活動を通じて、リーダーシップおよびメンバーシップの能力も身に付ける。【授業時間31時間+自学自習時間60時間】
注意点:
グループ内において学生間で綿密に検討を行って欲しい。また、教員のコメントを参考しながら、テーマ決定から技術文書の作成,パテントコンテスト応募書類作成まで着実に遂行して欲しい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション,TA実習について ファシリテーションについて説明できる。
2週 TA実習(共同教育課題選定,作業計画作成のファシリテーション) 共同教育担当グループの課題選定議論のファシリテーションができる。
3週 TA実習(共同教育課題選定,作業計画作成のファシリテーション) 共同教育担当グループの作業計画議論のファシリテーションができる。
4週 TA実習(共同教育課題発表のファシリテーション) 共同教育担当グループの課題発表のファシリテーションができる。
5週 VE対象の情報収集,機能の定義,機能の整理,機能別コスト分析 製品の機能定義,コスト分析ができる。
6週 機能評価,アイディア発想,概略評価,具体化,詳細評価,提案 機能評価,アイディア発想ができる。
7週 テーマ・プラン決定、アイディア抽出 アイディアシート(個人)を作成できる。
8週 先行技術調査,特許調査,パテントマップ作成,市場調査 特許検索ができる。 先行技術調査報告書を作成できる。市場調査方法を説明できる。
2ndQ
9週 アイディア発表(個人),アイディア選出(G),ポリッシュアップ アイディアを説明できる。
10週 製作工程表,費用表作成,発明・事業提案書作成 製作工程表,費用表作成,発明・事業提案書作成
11週 試作・改良・製作
プレゼンテーション
グループの一員として製作・改良作業できる。
作業の進捗状況と製作工程について説明できる。
12週 試作・改良・製作 グループの一員として製作・改良作業できる。
13週 発明・事業提案書作成 演習の成果、発明・事業提案書、を作成できる。
14週 発明・事業提案書作成 演習の成果、発明・事業提案書、試作品、プレゼンテーションにより発表し、担当教員の評価を受ける。
15週 発明・事業提案書作成仕上げ パテントコンテスト発明・事案提案書を仕上げることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合00252550100
基礎的能力000000
専門的能力002502550
分野横断的能力000252550