光通信工学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 光通信工学
科目番号 0E92090 科目区分 ES / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気・制御システム工学専攻(平成30年度以前入学生) 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 入門光ファイバ通信工学(コロナ社)/光通信工学(1)(コロナ社)
担当教員 長谷川 竜生

到達目標

1.光導波路内でのモードに関する特性を説明できる。
2.グレーデッド形屈折率分布ファイバの必要性と有効性を説明できる。
3.各種単一モード光ファイバの特性を説明できる。
4.光ファイバの損失原因、損失測定法について説明できる。
5.各種光ファイバ増幅器の動作原理、特性を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
到達目標1光導波路内でのモードに関する特性をすベて説明できる。 光導波路内でのモードに関する特性の概要を説明できる。 光導波路内でのモードに関する特性を説明できない。
到達目標2グレーデッド形屈折率分布ファイバの必要性と有効性について、すべて説明できる。 グレーデッド形屈折率分布ファイバの必要性と有効性について、概要を説明できる。 グレーデッド形屈折率分布ファイバの必要性と有効性を説明できない。
到達目標3各種単一モード光ファイバの特性について、すべて説明できる。 各種単一モード光ファイバの特性について、概要を説明できる。 各種単一モード光ファイバの特性を説明できない。
到達目標4光ファイバの損失原因、損失測定法について、すべて説明できる。 光ファイバの損失原因、損失測定法について、概要を説明できる。 光ファイバの損失原因、損失測定法について説明できない。
到達目標5各種光ファイバ増幅器の動作原理、特性について、すべて説明できる。 各種光ファイバ増幅器の動作原理、特性について、概要を説明できる。 各種光ファイバ増幅器の動作原理、特性を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
光通信工学の基礎的事項を学び、長距離大容量な光ファイバ通信システムの仕組みを理解する。特に、光通信システムを構成する要素として最も重要な光ファイバの特徴や性能を学習し、理解を深めることを目標とする。
授業の進め方・方法:
教科書、配布資料を使用して講義形式で授業を進めていく。講義内容に関する課題を毎回出すので、提出すること。
【授業時間30時間+自学自習時間60時間】
注意点:
光通信工学は電子回路、通信工学や半導体光素子に関する学識を基盤としている。光を使った通信システムは今後も進展が予想される分野であり、技術動向が理解できる基礎知識を習得してほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 光ファイバ通信とは
光ファイバ通信の歴史と特徴を説明できる。
伝送効率の計算ができる。
2週 光線の伝搬 光の反射、屈折に関して説明でき計算できる。
光導波路内でのモードを説明できる。
3週 光線の伝搬 光導波路内でのモードを説明できる。
伝搬可能なモード数、カットオフ波長、伝搬時間差の式を計算できる。
4週 光線の伝搬 伝搬可能なモード数、カットオフ波長、伝搬時間差の式を計算できる。
5週 光線の伝搬 伝搬可能なモード数、カットオフ波長、伝搬時間差の式を計算できる。
グレ一デッド形屈折率分布ファイバについて説明できる。
6週 光線の伝搬 グレ一デッド形屈折率分布ファイバについて説明できる。
7週 光波の伝搬 群速度と波長分散について説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 光ファイバ 光ファイバの種類と特徴を説明できる。
10週 光ファイバ 単一モード光ファイバの分類を説明できる。
11週 光ファイバ 単一モード光ファイバの分類を説明できる。
12週 光ファイバケーブル技術 光ファイバの損失原因について説明できる。
光ファイバの損失測定法について説明できる。
13週 光ファイバケーブル技術 光ファイバの損失測定法について説明できる。
光ファイバの接続法について説明できる。
14週 光ファイバ増幅器 エルビウム添加光ファイバ増幅器について説明できる。
光ファイバラマン増幅器について説明できる。
15週 期末試験
16週 答案返却時間

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合8002000100
基礎的能力000000
専門的能力8002000100
分野横断的能力000000