シーケンス制御

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 シーケンス制御
科目番号 0111 科目区分 ES / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 電気・制御システム工学専攻(平成30年度以前入学生) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 シーケンス制御読本(オーム社)
担当教員 福田 耕治

到達目標

1.シーケンス制御についてその概略説明できる。
2.インターロック,優先回路を使用した回路設計ができる
3、産業界で用いられているシーケンス制御を使った代表的な回路を説明できる
4.シーケンス図からPLC(Programmable Logic Controller)の作成ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1シーケンス制御と他制御(例えばフィードバック制御等)と違いを説明できる産業界等でシーケンス制御が利用されている例を列挙できるシーケンス制御の必要性が説明できない。
評価項目2種々の優先回路を作成できる。インターロック,自己保持回路を説明できる。
評価項目3実用的なシーケンス制御の例を挙げ、電気や機械の知見と併せてその仕組みを説明できる。産業界や社会で利用されているシーケンス制御の例を挙げ、その仕組みを説明できる。
評価項目4PLC利用によるシーケンスプログラムが作成できる。PLC使用するための主要なプログラム命令を説明できるPLCの必要性、有用性を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工場などの生産ラインで一般的に使用されている制御方式であるシーケンス制御についての知識を身につけ,具体的なシーケンス制御設計手法を習得する。併せて、シーケンス制御に用いる制御部品や、関連する電気および機械に関する知識や技術の習得を行い複合的視野から制御系設計開発の習得を行う
授業の進め方・方法:
講義は教科書を使用したゼミ形式で行いますので各自予め決められたテーマに対して充分予習して発表してください。またシーケンス制御に関係する電気・電子に関する内容も取り扱います。
注意点:
本講義は後期後半からの1授業4時間のクオータ講義です

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シーケンス制御の基本 各種部品とその動作機構とシーケンス部品の表記について説明できる。
2週 シーケンス制御の基本 各種部品とその動作機構とシーケンス部品の表記について説明できる。
3週 シーケンス回路の基本 自己保持回路、インターロック回路について説明できる。
4週 シーケンス回路の基本 自己保持回路、インターロック回路について説明できる。
5週 シーケンス回路の基本 優先回路の例を示すことができる。
6週 シーケンス基本回路 自動ドア制御の基本回路が説明できる。
7週 シーケンス基本回路 電動機制御と温度制御の基本回路が説明できる。
8週 シーケンス基本回路 圧力制御と時間制御の基本回路が説明できる。
4thQ
9週 シーケンス応用回路 給排水設備のシーケンス制御が説明できる。
10週 シーケンス応用回路 コンベアリフト設備のシーケンス制御が説明できる。
11週 シーケンス応用回路 ポンプ設備のシーケンス制御が説明できる。
12週 PLCの基本 プログラムブルコントローラの基本命令と使い方が理解できる
13週 PLCの基本 プログラムブルコントローラの基本命令と使い方が理解できる
14週 PLCの応用 基本回路でのプログラム作成ができる。
15週 PLCの応用 基本回路でのプログラム作成ができる。
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力200000020
専門的能力4030000070
分野横断的能力010000010