概要:
金属材料の加工法は、溶融加工、除去加工、塑性加工などに分類される。各種機械部品の製造は、最適な材料と加工法を選んで行われる。本講義では、金属材料の基礎知識を身に着け、溶融加工およびに除去加工ついて学習する。また、各種工作法および工作機械の基礎的な事柄を理解し、工作物に対して最適な加工方法を選択できる能力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
原則として、授業は講義形式にて行う。定期試験前にはまとめの演習問題を実施する。理解度確認のため小テストを実施する場合がある。
【授業時間60時間】
注意点:
授業内容と機械工作実習1の内容は密接に関連している。実習で行う旋盤加工、フライス盤加工、ボール盤加工、アーク溶接などと関連付けて理解を深めること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
各種加工法の概要 |
加工法の分類について説明できる。
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2週 |
鋳造の概要 |
鋳造の概要について説明できる。
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3週 |
鋳物の作り方 |
鋳物の作り方について説明できる。
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4週 |
鋳型の要件、構造および種類 |
鋳型の要件、構造および種類について説明できる。
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5週 |
各種鋳造法 |
各種鋳造法の種類と用途について説明できる。
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6週 |
鋳物の欠陥と検査方法 |
鋳物の欠陥の種類と原因および検査方法について説明できる。
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7週 |
演習問題1 |
前学期中間試験範囲に関する演習問題を解くことができる。
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8週 |
【前学期中間試験】 |
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2ndQ |
9週 |
溶接の概要 |
溶接の分類について説明できる。
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10週 |
アーク溶接Ⅰ(被覆アーク溶接) |
被覆アーク溶接の概要、溶接棒およびフラックスの役割について説明できる。
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11週 |
アーク溶接Ⅰ&Ⅱ(被覆アーク溶接、ガス溶接) |
被覆アーク溶接の概要、溶接棒およびフラックスの役割について説明できる。 サブマージアーク、イナートガスアークおよびガス溶接について説明できる。
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12週 |
アーク溶接Ⅱ(ガス溶接) |
サブマージアーク、イナートガスアークおよびガス溶接について説明できる。
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13週 |
その他の溶接法 |
スポット溶接、ろう付けの概要について説明できる。
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14週 |
溶接部の性質 |
母材の変質、溶接部の欠陥について説明できる。
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15週 |
演習問題2 |
前学期期末試験範囲に関する演習問題を解くことができる。
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16週 |
【前学期期末試験答案返却】 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
切削加工の概要 |
切削加工の原理、切削加工法の分類、切削工具について説明できる。
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2週 |
旋盤 |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造について説明できる。
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3週 |
ボール盤 |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造について説明できる。
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4週 |
フライス盤 |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造について説明できる。
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5週 |
切削の仕組みと切りくず形態 |
切削の仕組みと切りくず形態について説明できる。
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6週 |
切削の仕組みと切りくず形態 |
切削の仕組みと切りくず形態について説明できる。
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7週 |
演習問題3 |
後学期中間試験範囲に関する演習問題を解くことができる。
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8週 |
【後学期中間試験】 |
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4thQ |
9週 |
切削工具と切削条件 |
切削工具材料の条件と種類について説明できる。
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10週 |
切削工具と切削条件 |
工具の損傷、工具寿命、切削液について説明できる。
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11週 |
研削の概要 |
研削の概要について説明できる。
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12週 |
砥石の構成(3要素と5因子) |
砥石を構成する3要素と性能5因子について説明できる。
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13週 |
各種研削加工 |
被削材および研削条件と各種研削状態との関係について説明できる。
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14週 |
特殊研削加工 |
特殊研削加工の種類と用途について説明できる。
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15週 |
演習問題4 |
後学期期末試験範囲に関する演習問題を解くことができる。
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16週 |
【後学期期末試験答案返却】 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 工作 | 鋳物の作り方、鋳型の要件、構造および種類を説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
精密鋳造法、ダイカスト法およびその他の鋳造法における鋳物の作り方を説明できる。 | 4 | 前5,前6 |
鋳物の欠陥について説明できる。 | 4 | 前7 |
溶接法を分類できる。 | 4 | 前9 |
ガス溶接の接合方法とその特徴、ガスとガス溶接装置、ガス溶接棒とフラックスを説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12,前13 |
アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12,前13 |
サブマージアーク溶接、イナートガスアーク溶接、炭酸ガスアーク溶接で用いられる装置と溶接のしくみを説明できる。 | 4 | 前12,前13 |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4 |
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | 後1,後2 |
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | 後1,後2 |
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。 | 4 | 後1,後2 |
切削工具材料の条件と種類を説明できる。 | 4 | 後3,後4,後6,後7 |
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。 | 4 | 後3,後4,後6,後7 |
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。 | 4 | 後3,後4,後5,後6,後7 |
研削加工の原理、円筒研削と平面研削の研削方式を説明できる。 | 4 | 後9,後12,後13 |
砥石の三要素、構成、選定、修正のしかたを説明できる。 | 4 | 後9,後10,後11 |
ホーニング、超仕上げ、ラッピングなどの研削加工を説明できる。 | 4 | 後14,後15 |