機械力学基礎1

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 機械力学基礎1
科目番号 1213C04 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械コース 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 工業力学(森北出版)/工業力学(コロナ社)
担当教員 川畑 成之

到達目標

1.合力・分力、および力や偶力のモーメント求め、一点に作用するもしくは異なる点に作用する力のつり合い条件を計算できる。
2.物体の重心位置を求め、物体の安定性を判別することができる。
3.等速・等加速度運動をはじめとする直線運動や平面運動を理解し、物体の運動を解析できる。
4.運動の法則を理解し、各法則を考慮して物体の運動を解析できる。
5.回転運動に関して理解し、円運動や向心力・遠心力、コリオリの力について解析できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)
到達目標1複数の、或いは複雑な物体から成る力学系について、正しく力の図示ができ、つり合い条件を計算できる。単一もしくは少数の物体から成る力学系に対し生じている力を図示し、つり合い条件を計算できる。作用する力が図示された単純な力学系に対して、つり合い条件を計算できる。
到達目標2複雑な平面・立体形状の物体の重心を求め、安定性を判別することができる。簡単な平面・立体形状の物体の重心を求め、安定性を判別することができる。簡単な平面形状の重心を求め、安定性を判別することができる。
到達目標3複雑な平面運動を適切な手順を考慮しながら運動の解析ができる。比較的単純な平面運動を示された手順によって解析ができる。簡単な直線運動、平面運動を公式を利用しながら運動の解析ができる。
到達目標4様々な条件下での物体の運動を、適切な手順を考慮しながら解析ができる。比較的単純な運動状態にある力学系に対し、力学法則を適用して物体の運動を解析できる。適用する力学法則が明示された状況下で、単純な運動をしている力学系の運動を解析できる。
到達目標5様々な条件下での物体の回転運動を、適切な手順を考慮しながら解析ができる。比較的単純な回転運動系に対し、示された手順によって解析ができる。適用する力学法則が明示された状況下で、単純な回転運動をしている力学系の運動を解析できる。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
工学の基礎の一つである力学は機械工学科引き続き学ぶ多くの応用力学への入門としての重要な基礎科目であるので、十分な理解が求められる。本講義では静力学と動力学における機械系の基礎的事項を理解し、工業的応用の初等的解法を修得する。また、継続して応用力学の知識を学習する習慣を身に付けることを目的とする。
授業の進め方・方法:
毎週の学習内容について基礎事項の説明と例題を示したのち、演習問題を解く形式で進める。できるだけ多くの演習問題を供し、解説を実施するがすべての問題に授業時間内に取り組むことは困難であるから、授業前後での自主的な学習が望まれる。【授業時間30時間】
注意点:
3年生までの数学、および物理で学んだ内容を前提として活用するので、これらの内容をしっかり復習しておくこと。また、授業各回の課題の実施を含む自学自習が不可欠である。基本の概念はすでに修得しているものが大半であるが、実践的な工学問題への適用方法は多様であり、各自で繰り返し練習し、習熟することが肝要である。そのために演習問題等をできるだけ自力で多く解くことを求める。
課題評価には【演習課題】【復習オンラインテスト】が含まれる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
静力学の基礎
力をベクトルで表現し、合力・分力・モーメントを求めることができる。
2週 着力点の異なる力の合成ができる。
3週 力のつりあい 1点にはたらく力のつりあいを理解し、接触点や支点にはたらく力を求めることができる。
4週 トラス 着力点の異なる力のつりあいを理解し、トラス構造に作用する力を求めることができる。
5週 重心Ⅰ
平面図形の重心
簡単な形状の物体の重心を求めることができる。
6週 重心Ⅱ
立体の重心、すわり
複雑な形状の物体の重心を求めることができ、安定性を判別することができる。
7週 中間試験
8週 点の運動Ⅰ
速度・加速度
速度・加速度を理解し、ベクトルで表現することができる。
2ndQ
9週 点の運動Ⅱ
直線運動
等速度運動・等加速度運動をする質点の運動を解析できる。
加速度が一定でない運動をする質点の運動を解析できる。
10週 点の運動Ⅲ
平面運動
放物運動の解析ができる。
11週 点の運動Ⅳ
相対運動
相対速度を理解し、相対運動を解析できる。
12週 運動と力Ⅰ
運動の法則
作用・反作用の法則を理解し、運動方程式を用いた運動解析ができる。
13週 運動と力Ⅱ
慣性力
慣性の法則を理解し、運動方程式を用いた運動解析ができる。
ダランベールの法則を理解し、運動の解析に適用できる。
14週 回転運動Ⅰ
円運動
回転運動に関する法則を理解し、基本的な円運動を解析できる。
15週 回転運動Ⅱ
向心力・遠心力
向心力・遠心力を求めることができる。
コリオリの力を理解し、やや複雑な回転運動の解析に適用できる。
16週 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力の合成と分解をすることができる。3前1
力のモーメント、偶力の意味を理解し、それらを計算できる。3前1
一点に作用する力のつりあい条件、着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。3前3,前4
重心の意味を理解し、簡単な図形の重心位置を計算できる。3前1,前4
速度と加速度の意味を理解し、時間と変位・速度の関係を説明できる。3前5,前6
運動の三法則を説明でき、力、質量及び加速度の関係を運動方程式で表すことができる。3前7
回転運動において、周速度、角速度、回転速度、向心加速度、向心力、遠心力の意味を理解し、それらを計算できる。3前13

評価割合

中間・期末試験小テスト課題発表その他合計
総合評価割合6004000100
基礎的能力10000010
専門的能力500400090
分野横断的能力000000