到達目標
1.渦巻きポンプの具体的な構造が理解できる。
2.要求された性能(吐き出し流量、実揚程、強度)を発揮できる渦巻きポンプを設計することができる。
3.渦巻きポンプの主軸、羽根車、ケーシング、組立図をCADを用いて製図することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標1 | 自らの取り組みで渦巻きポンプの構造について理解できる。 | 指導を受けて渦巻きポンプの構造について理解できる。 | 渦巻きポンプの構造について理解できない。 |
到達目標2 | 自らの取り組みで与えられた要求性能(吐出量、実揚程、強度)を満たし、組立て可能で、コストを追求した設計ができる。 | 指導を受けて与えられた要求性能(吐出量、実揚程、強度)を満たし、組立ても考慮したポンプの設計ができる。 | 与えられた要求性能(吐出量、実揚程、強度)を満たすポンプの設計計算ができない。 |
到達目標3 | 自らの取り組みで与えられた要求性能を満たし、コストも追求したポンプをCADを用いて製図できる。 | 指導を受けて与えられた要求性能を満たすよう設計したポンプをCADを用いて製図できる。 | 与えられた要求性能を満たすよう設計されたポンプをCADを用いて製図できない。 |
到達目標4 | | | |
到達目標5 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
流体機械の設計として渦巻きポンプを取り上げて、遠心ポンプによる揚水の原理、ポンプの仕組みの理解、ポンプの設計手法、およびその製図について学ぶことを目的とする。特にポンプの基本仕様、羽根車、ケーシング、主軸の設計計算および製図の能力を修得する。
授業の進め方・方法:
渦巻きポンプでは、個別に与えられた要求性能に基づいて、設計および製図を行います。製品の形を常にイメージしながら設計製図をすることが大事です。
注意点:
教科書、設計ノート、関数電卓は必ず毎回持参すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
設計仕様の提示、全揚程、所要動力、回転数の計算 |
出席番号ごとに異なる要求性能(吐出し量、実揚程)を確認し、渦巻きポンプの原理、設計仕様を理解できる。また、ポンプの全揚程、所要動力、回転数が計算できる。
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2週 |
羽根車の設計 |
形式数と比速度を求め、ボス部、羽根車目玉部、羽出口諸元の計算ができる。
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3週 |
羽根車の設計 |
形式数と比速度を求め、ボス部、羽根車目玉部、羽出口諸元の計算ができる。
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4週 |
ケーシングの設計 |
吸い込みカバーの大きさを求め、ボリュートケーシングの計算ができる。
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5週 |
ケーシングの設計 |
吸い込みカバーの大きさを求め、ボリュートケーシングの計算ができる。
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6週 |
主軸の設計 |
主軸に作用するたわみから危険速度、寸法を計算し、軸受の選定ができる。
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7週 |
主軸の製図 |
設計計算に基づいた主軸をCADを用いて製図できる。
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8週 |
主軸の製図 |
設計計算に基づいた主軸をCADを用いて製図できる。
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4thQ |
9週 |
羽根車の製図 |
羽根車の羽曲線とメリディアン曲線をCADを用いて製図できる。
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10週 |
羽根車の製図 |
羽根車の羽曲線とメリディアン曲線をCADを用いて製図できる。
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11週 |
ケーシングの製図 |
ボリュートケーシングをアルキメデス螺旋によりCADで製図できる。
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12週 |
ケーシングの製図 |
ボリュートケーシングをアルキメデス螺旋によりCADで製図できる。
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13週 |
組立図の製図 |
主軸、羽根車、ケーシングを統合したポンプ組立図をCADで製図できる。
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14週 |
組立図の製図 |
主軸、羽根車、ケーシングを統合したポンプ組立図をCADで製図できる。
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15週 |
組立図の製図 |
主軸、羽根車、ケーシングを統合したポンプ組立図をCADで製図できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 小テスト | レポート.課題 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 100 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 100 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |