メカトロニクス

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 メカトロニクス
科目番号 1415 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械コース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 はじめてのメカトロニクス 新装版(森北出版)
担当教員 松浦 史法

到達目標

1. メカトロニクス機器の構成について説明できる。
2. 代表的な電子部品・ICの取り扱い方法や回路について説明できる。
3. 代表的なセンサ・アクチュエータの動作原理と使用方法を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)
到達目標1実装技術を考慮した設計について論じることができる。提示された条件を満たす最適な機器構成を正しく選択できる。メカトロニクス機器の構成について説明できる。
到達目標2電子部品・ICの動作原理を説明できる。提示された条件を満たす最適な電子部品・ICを正しく選択できる。代表的な電子部品・ICの取り扱い方法や回路について説明できる。
到達目標3実装方法や機構との連携について論じることができる。提示された条件を満たす最適なセンサ・アクチュエータを正しく選択できる。代表的なセンサ・アクチュエータの動作原理と使用方法を説明できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 メカトロニクス技術の中心をなすセンサ・アクチュエータへの理解を深め、機械に組み込む電子装置の設計・操作、技術開発に必要な電子回路の基本、および実装技術の基礎を修得し、関連技術の自主的学習習慣を身に付ける。
授業の進め方・方法:
注意点:
 本講義の内容はこれまでの実習や実験において既に体験した項目の復習が多い。したがってそれらの科目の復習を行いながら受講することが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 メカトロニクス制御について メカトロニクスシステムの概要を説明できる。
2週 電子部品の基礎知識 抵抗・コンデンサ・ダイオード・トランジスタについて説明できる。
3週 電子部品の基礎知識 ICと周辺部品について説明できる。
4週 ディジタルICの使い方 回路図が読める。
5週 アナログICの使い方 オペアンプとコンパレータおよびADC/DACについて説明できる。
6週 センサの原理と使い方 センサの出力形式の違いを説明できる。代表的なオンオフ信号センサについて説明できる。
7週 センサの原理と使い方 パルス信号センサおよびアナログ信号センサについて説明できる。
8週 中間試験 1–7週までの範囲について習得できている。
2ndQ
9週 アクチュエータの原理と使い方 電気駆動アクチュエータの説明ができる。
10週 アクチュエータの原理と使い方 空気圧アクチュエータの説明ができる。
11週 アクチュエータの原理と使い方 モーメントの計算ができ、負荷に応じた選定ができる。
12週 アクチュエータの原理と使い方 リレー・ソレノイド・モータの駆動方法について説明できる。
13週 アクチュエータの原理と使い方 ステッパーおよびサーボモータの駆動方法について説明できる。
14週 実装技術 ノイズ対策・熱対策について説明できる。
15週 期末試験 本講義の到達目標の内容が修得できている。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合1000000100
基礎的能力000000
専門的能力1000000100
分野横断的能力000000