到達目標
1. 水力発電設備について説明できる。
2. 汽力発電設備について説明できる。
3. 変電設備及び開閉設備について説明できる。
4. 調相設備及び保護継電装置について説明できる。
5. 変電所の設計・試験について説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) |
評価項目1 | 水力発電方式の特徴と共に水力発電設備について説明できる。 | 水力発電設備について説明できる。 | 水力発電設備について部分的に説明できる。 |
評価項目2 | 汽力発電方式の特徴と共に汽力発電設備について説明できる。 | 汽力発電設備について説明できる。 | 汽力発電設備について部分的に説明できる。 |
評価項目3 | 電力系統の安全性に絡めて変電設備および開閉装置について説明できる。 | 変電設備および開閉装置について説明できる。 | 変電設備および開閉装置について部分的に説明できる。 |
評価項目4 | 調相設備および保護継電装置の他に、遮断器、断路器、母線、変成器について説明できる。 | 調相設備および保護継電装置について説明できる。 | 調相設備および保護継電装置について部分的に説明できる。 |
評価項目5 | 変電所の設計・試験及び運転・保守について説明できる。 | 変電所の設計・試験について説明できる。 | 変電所の設計・試験について部分的に説明できる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気エネルギーの安定供給を支える発電システムの基礎と実際の作業などについて習得させることを目的とする。
※実務との関係
この科目は、各種発電方法の方式・原理・特性等、電力系統の設備、変電設備の概要について講義形式で授業を行うものである。全30週の全ては、実際に発変電業務に携わる実務者が担当する。
授業の進め方・方法:
教科書に沿った座学を基本とし、基本事項と実際についての多数の演習問題によって実践的な基礎能力を要請する。
注意点:
第二種電気主任技術者の資格認定に必要な科目である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
発電の概要 |
発電用資源と発電方式について説明できる.
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2週 |
水力発電設備 |
水力発電の概要・流量・落差について説明できる.
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3週 |
水力発電設備 |
水車・水力設備について説明できる.
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4週 |
新エネルギー・再生可能エネルギー |
新エネルギー・再生可能エネルギーを用いた発電の概要を説明できる.
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5週 |
汽力発電設備 |
汽力発電の概要・熱サイクル・気体の流動について説明できる.
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6週 |
汽力発電設備 |
汽力発電の主要設備を説明できる.
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7週 |
原子力発電設備 |
原子力発電の原理および主要設備を説明できる.
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8週 |
電気エネルギーと環境問題 |
電気エネルギーと環境問題の関わりを説明できる.
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
直流送電 |
直流送電のメリット・構成,基本特性について説明できる.
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11週 |
変電設備 |
変電設備の概要及び変圧器の特性について説明できる.
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12週 |
変圧器 |
変圧器の結線方式・運用について説明できる.
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13週 |
遮断器 |
遮断器の特性,特徴について説明できる.
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14週 |
調相設備他 |
調相設備の電圧調整,その他構成設備について説明できる.
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15週 |
変電所
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運転制御・保護方式,設計・試験について説明できる.
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16週 |
前期期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電力 | 水力発電の原理について理解し、水力発電の主要設備を説明できる。 | 4 | 前3,前4,前5,前6,前7 |
火力発電の原理について理解し、火力発電の主要設備を説明できる。 | 4 | 前10,前11,前12,前13,前14 |
原子力発電の原理について理解し、原子力発電の主要設備を説明できる。 | 4 | 前8 |
その他の新エネルギー・再生可能エネルギーを用いた発電の概要を説明できる。 | 4 | 前15 |
電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | ポートフォリオ | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 10 | 60 |
専門的能力 | 30 | 10 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |