電子回路

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電子回路
科目番号 0029 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気コース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電子回路概論(実教出版)
担当教員 藤原 健志

到達目標

1.半導体素子(ダイオード、トランジスタ、FET)の構造および動作原理が説明できる。
2.トランジスタの等価回路を描き、説明できる。
3.トランジスタ等による小信号増幅回路の設計ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベル(優)標準的な到達レベル(良)最低限の到達レベル(可)
到達目標1半導体素子(ダイオード、トランジスタ、FET)の構造および動作原理を理解し、説明できる。半導体素子(ダイオード、トランジスタ、FET)の構造および動作原理が説明できる。半導体素子(ダイオード、トランジスタ、FET)の構造が説明できる。
到達目標2トランジスタの等価回路を用いて増幅率が計算できる。トランジスタの等価回路を描き、説明できる。トランジスタの等価回路が描ける。
到達目標3トランジスタ等による小信号増幅回路の設計ができ、素子を選択できる。トランジスタ等による小信号増幅回路の設計ができる。トランジスタ等による小信号増幅回路について説明できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電子回路を学ぶ上で必要なダイオードやトランジスタ、FETなどの半導体素子の種類や構造、動作原理を学習する。また、これら半導体素子を利用した回路のうち、基本となる増幅回路を学習する。
授業の進め方・方法:
講義形式だけでなく、必要に応じて反転授業、演習、実験なども組み合わせて授業を進める。
注意点:
これまでに習った専門分野の講義や実験の基礎知識の定着に加え、半導体素子を例にとりながら授業を進める。また、今後の回路設計などに活かせられるような内容にする。それぞれの素子や回路の特徴をその都度、理解すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電子回路素子 半導体であるダイオード、トランジスタ、FET、集積回路などの構造および特徴を学習する。
2週 電子回路素子 半導体であるダイオード、トランジスタ、FET、集積回路などの構造および特徴を学習する。
3週 電子回路素子 半導体であるダイオード、トランジスタ、FET、集積回路などの構造および特徴を学習する。
4週 電子回路素子 半導体であるダイオード、トランジスタ、FET、集積回路などの構造および特徴を学習する。
5週 電子回路素子 半導体であるダイオード、トランジスタ、FET、集積回路などの構造および特徴を学習する。
6週 増幅回路 トランジスタの静特性を学習する。
7週 【中間試験】
8週 増幅回路 トランジスタ等の様々な増幅回路を学習する。
2ndQ
9週 増幅回路 トランジスタ等の様々な増幅回路を学習する。
10週 増幅回路 トランジスタ等の様々な増幅回路を学習する。
11週 増幅回路 トランジスタ等の様々な増幅回路を学習する。
12週 増幅回路 トランジスタ等の様々な増幅回路を学習する。
13週 増幅回路 トランジスタ等の様々な増幅回路を学習する。
14週 増幅回路 トランジスタ等の様々な増幅回路を学習する。
15週 発振回路、演算増幅器、変調・復調 発振回路、演算増幅器、変調・復調の基礎を学習する。
16週 【期末試験】

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路ダイオードの特徴を説明できる。4前2
バイポーラトランジスタの特徴と等価回路を説明できる。4前3
FETの特徴と等価回路を説明できる。4前4
利得、周波数帯域、入力・出力インピーダンス等の増幅回路の基礎事項を説明できる。4前6,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
トランジスタ増幅器のバイアス供給方法を説明できる。4前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14
演算増幅器の特性を説明できる。4前15
演算増幅器を用いた基本的な回路の動作を説明できる。4前15
発振回路の特性、動作原理を説明できる。4前15
変調・復調回路の特性、動作原理を説明できる。4前15

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合60103000100
基礎的能力100100020
専門的能力5010200080
分野横断的能力000000