プログラミング演習

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 プログラミング演習
科目番号 1713A01 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報コース 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新・明解Java入門 第2版 (新・明解シリーズ)  柴田望洋 (著)
担当教員 吉田 晋,福田 耕治

到達目標

1.Java言語の基礎文法・メソッド・クラスの基礎を理解しそれらを用いて簡単なプログラムが作成できる。
2.Java言語でファイル入出力によるデータの読み書きができるプログラムを作成できる。
3.JavaScriptベースの開発環境GAS(Google Apps Script)を用いて、基本的なJavaScriptベースのプログラムを作ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1Java言語の基礎文法・メソッド・クラスの基礎を理解しそれらを用いて任意のプログラムが作成できる。Java言語の基礎文法・メソッド・クラスの基礎を理解しそれらを用いて簡単なプログラムが作成できる。Java言語の基礎文法・メソッド・クラスの基礎を用いて簡単なJava言語の基礎文法・メソッド・クラスの基礎を用いて簡単なプログラムが作成できる。Java言語の基礎文法・メソッド・クラスの基礎を用いて簡単なプログラムが作成できない。
評価項目2Java言語でファイル入出力によるデータの読み書きができる応用プログラムが作成できる。Java言語でファイル入出力によるデータの読み書きができるプログラムが作成できる。Java言語でファイル入出力によるデータの読み書きができる基本的なプログラムが作成できる。Java言語でファイル入出力によるデータの読み書きができるプログラムが作成できない。
評価項目3GASを使用し、Webページプログラムを作ることができる。GASを使用したプログラムの作り方を理解し、基本的なJavaScriptプログラムを作ることができる。GASを使用し基本的なJavaScriptプログラムの作り方を理解している。GASを使用し基本的なJavaScriptプログラムの作り方が分からない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
Java言語によるプログラミング技術を身につけるとともに、演習を通し、情報処理による問題解決能力を身につける。
※実務との関係:この科目は企業でシステム開発を担当していた教員が、その経験を活かし、プログラミング技術について演習を通して指導を行うものである。
授業の進め方・方法:
適宜演習・課題を設ける。また、実技テストを実施する。課題、実技テストにおいて間違いが多く見られた項目については、状況に応じてそれをカバーするように説明を実施する。
【授業時間60時間】
注意点:
演習・課題を自分で理解しながらこなしていくことが特に重要となる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.Java言語の基礎
(1)定数・変数とデータ型の復習
1-(1)Javaの基本文法で記述されたソースプログラムを解釈できる。
2週 (2)演算子の復習 1-(2)Javaの基本文法を使ってプログラムが作成できる。
3週 (3)制御文の復習 1-(3)Javaの基本文法を使って課題を解くプログラムが作成できる。
4週 (3)制御文の復習 1-(3)Javaの基本文法を使って課題を解くプログラムが作成できる。
5週 (4)配列の復習 1-(3)Javaの基本文法を使って課題を解くプログラムが作成できる。
6週 2.メソッドとクラス
(1)メソッドの復習
2-(1)Javaのメソッドを用いて基本的なプログラムが作成できる。
7週 (1)メソッドの復習 2-(2)Javaのメソッドを用いて課題を解くプログラムが作成できる。
8週 (1)メソッドの復習 2-(2)Javaのメソッドを用いて課題を解くプログラムが作成できる。
2ndQ
9週 (1)メソッドの復習 2-(2)Javaのメソッドを用いて課題を解くプログラムが作成できる。
10週 (2)クラスの基本,コンストラクタ 2-(3)Javaのクラスを用いて基本的なプログラムが作成できる。
11週 (2)クラスの基本,コンストラクタ 2-(3)Javaのクラスを用いて基本的なプログラムが作成できる。
12週 (2)クラスの基本,コンストラクタ 2-(3)Javaのクラスを用いて基本的なプログラムが作成できる。
13週 (2)クラスの基本,コンストラクタ 2-(3)Javaのクラスを用いて基本的なプログラムが作成できる。
14週 (3)継承,インターフェエース 2-(4)クラスの継承を用いるプログラムが作成できる。
15週 (3)継承,インターフェエース 2-(4)クラスの継承を用いるプログラムが作成できる。
16週 (3)継承,インターフェエース 2-(4)クラスの継承を用いるプログラムが作成できる。
後期
3rdQ
1週 (3)継承,インターフェエース 2-(4)クラスの継承を用いるプログラムが作成できる。
2週 3.ファイル入出力と例外処理
(1)コンソール入出力
3-(1)コンソール入出力を行うJava言語が理解できる。
3週 (1)コンソール入出力 3-(2)コンソール入出力を行うJavaプログラムが作成できる。
4週 (2)例外処理 3-(3)Javaの例外処理が理解できる。
5週 (2)例外処理 3-(3)Javaの例外処理が理解できる。
6週 (3)ファイル入出力 3-(4)ファイル入出力を行うJava言語が理解できる。
7週 (3)ファイル入出力 3-(5)ファイル入出力を行うJavaプログラムが作成できる。
8週 【後期中間試験】
4thQ
9週 4.Google Apps Script
(1)JavaScriptの基本文法
4-(1)GASを使用し基本的なJavaScriptプログラムを作成できる。
10週 (1)JavaScriptの基本文法 4-(1)GASを使用し基本的なJavaScriptプログラムを作成できる。
11週 (2)スプレッドシート操作プログラム 4-(2)GASの関数を理解できる。
12週 (2)スプレッドシート操作プログラム 4-(2)GASの関数を理解できる。
13週 (3)Webページの作成 4-(3)GASを使用し基本的なJavaScriptソースプログラムを解釈し、Webページが作成できる。
14週 (3)Webページの作成 4-(3)GASを使用し基本的なJavaScriptソースプログラムを解釈し、Webページが作成できる。
15週 (4)課題演習 4-(4)GASを使用し与えられた課題に対応した基本的なプログラムを作成できる。
16週 (4)課題演習 4-(4)GASを使用し与えられた課題に対応した基本的なプログラムを作成できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。4前1
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。4前2
変数の概念を説明できる。4前2
データ型の概念を説明できる。4前2
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。4前3
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。4前4
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。4前6
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。4前7
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。4前8
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。4前9
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。4前10
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。4前11
主要な計算モデルを説明できる。4前12
分野別の工学実験・実習能力情報系分野【実験・実習能力】情報系【実験・実習】与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。4前13
ソフトウェア開発の現場において標準的とされるツールを使い、生成したロードモジュールの動作を確認できる。4前14
フローチャートなどを用いて、作成するプログラムの設計図を作成することができる。4後14
問題を解決するために、与えられたアルゴリズムを用いてソースプログラムを記述し、得られた実行結果を確認できる。4後14

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合205000300100
基礎的能力10200020050
専門的能力1020005035
分野横断的能力010005015