ソフトウェア設計

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 ソフトウェア設計
科目番号 1793102 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報コース 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 後期:4
教科書/教材 明解Javaで学ぶアルゴリズムとデータ構造 柴田望洋 ソフトバンククリエイティブ
担当教員 岡本 浩行

到達目標

1.ソフトウェア設計に必要なデータ構造とアルゴリズムを用いることができる。
2.ソフトウェアの計算量を見積もることができる。
3.ソフトウェアの構造を設計・記述することができる。
4.基本的なデザインパターンを説明するこ
とができる。
5.簡単なソフトウェアの仕様書を記述することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(不可)
到達目標1ソフトウェア設計に必要なデータ構造とアルゴリズムを用いることができ、適切な応用ができる。ソフトウェア設計に必要なデータ構造とアルゴリズムを用いることができる。ソフトウェア設計に必要なデータ構造とアルゴリズムを用いることができない。
到達目標2ソフトウェアの計算量を見積もることができ、ソフトウェアの性能評価、比較ができる。ソフトウェアの計算量を見積もることができる。ソフトウェアの計算量を見積もることができない。
到達目標3ソフトウェアの構造を設計・記述することができ、構造的観点からソフトウェアを評価できる。ソフトウェアの構造を設計・記述することができる。ソフトウェアの構造を設計・記述することができない。
到達目標4基本的なデザインパターンを説明することができ、ソフトウェア設計に適用できる。基本的なデザインパターンを説明することができる。基本的なデザインパターンを説明することができない。
到達目標5簡単なソフトウェアの仕様書を記述することができ、説明できる。簡単なソフトウェアの仕様書を記述することができる。簡単なソフトウェアの仕様書を記述することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ソフトウェアの設計・開発に必要とされる技術として、要求・設計モデリングやソフトウェアのライフサイクルに関連する概念の理解や具体的手法の習得を目指す。
授業の進め方・方法:
注意点:
UMLを利用したソフトウェア設計やデザインパターンやアルゴリズムを利用したプログラム開発は自分で積極に考え、自分で作成することで身につく技術です。課題などは自分で考えて進めるようにすること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 基本的なデータ構造 配列、多次元配列、クラスを理解し、プログラムで使用できる。
2週 探索 探索アルゴリズムについて説明できる。
3週 探索 線型探索、二分探索について理解し、計算量で評価できる。
4週 探索 線型探索、二分探索について理解し、計算量で評価できる。
5週 再帰的アルゴリズム 再帰の基本を理解し、説明できる。
6週 再帰的アルゴリズム 再帰処理を用いて、ハノイの塔などのプログラムを作成できる。
7週 ソート バブルソート、単純選択ソート、単純挿入ソート、シェルソートなどソートアルゴリズムの基本を理解できる。
8週 【中間試験】
4thQ
9週 ソート バブルソート、単純選択ソート、単純挿入ソート、シェルソートなどソートアルゴリズムの基本を理解できる。
10週 線形リスト 線形リストの基本を理解できる。
11週 統一モデリング言語(UML) 統一モデリング言語(Unified Modeling Language)を理解し、クラス図、ユースケース図、シーケンス図などを作成できる。
12週 統一モデリング言語(UML) 統一モデリング言語(Unified Modeling Language)を理解し、クラス図、ユースケース図、シーケンス図などを作成できる。
13週 デザインパターン Singleton、Factory Method、Adapterなどのデザインパターンを理解し、説明できる。
14週 デザインパターン,フレームワーク フレームワークとデザインパターンとの関係を理解し、説明できる。
15週 ソフトウェア設計および開発 課題に対するUMLを用いたソフトウェア設計及びデザインパターンやアルゴリズムを利用したプログラム開発ができる。
16週 【期末試験】 期末試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。4
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。4

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合60202000100
基礎的能力3010100050
専門的能力3010100050
分野横断的能力000000