到達目標
本科目では,各自が取り組むテーマを定めて活動することを通して,自分で目標を設定・計画し,計画に沿って的確に活動する,そしてそれを適切にまとめて報告することができる,一定以上の技術レベルのテーマについて,その技術的課題を考察・議論し,適切に目標設定することができ,これに対してスケジュールを考えることができる。次に,活動の進展状況を自己で把握し,スケジュールと比較して活動を調整することができる。そして,最終的に得られた成果について技術的課題を踏まえ,報告することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目1 | 広い分野のテーマにおいて,情報分野をベースとする高度な技術的課題を考察・議論することができる。 | いくつかのテーマについて技術的課題を考察・議論することができる。 | どのテーマについても技術的課題を考察・議論することができない。 |
| 評価項目2 | グループでスケジュールを設定し,十分な情報共有のもとに適切にスケジュール調整ができる。 | 選択したテーマについて,グループで議論しスケジュールの設定・管理ができる。 | 選択したテーマについて,スケジュールを考えることができない,またグループ内での調整ができない。 |
| 評価項目3 | グループとして得られた活動成果をまとめ,高度な技術的課題への対応を含めて適切に発表することができる。 | 得られた活動成果をまとめ,発表することができる | 得られた活動成果を示すことができず,発表することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
多くの授業では,技術的知識,論理的な思考や展開について学習し演習問題や課題に取り組むようになっているが,基本的には正解が定まっていることがほとんどである。本科目は,自分で設定した目標やスケジュールに沿って,どのようにしたら目標を達成できるかを考えながら取り組む授業である。また,グループ単位での活動が前提となっており,各自の意見の相違を踏まえて調整し,グループとしてまとめていく経験をする。
授業の進め方・方法:
複数のテーマから各自が取り組むテーマを選択する。この際,テーマの内容や技術的課題について議論することで選択するテーマを検討する。次に,選択したテーマの具体的な目標を設定する。ここでは,目標の難易度を考慮し,スケジュールを作成する必要がある。活動ごとに状況を記録することで,スケジュールに対する進展状況を把握する。このような活動について,レポートを作成し提出する。そして,最終的に得られた成果をまとめて発表する。
注意点:
定期試験を実施しない。このため,レポートや発表・相互評価といった,提出物や成果,プレゼンテーションなどの評価によってのみ成績が定まる。したがって,授業ごとに活動記録やスケジュールとの進展状況比較などをしっかりと実施し,遅滞なく必要な提出や発表をすることが必要である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
テーマの提示を受け,テーマに対する各自の考えを意見交換する。 |
テーマ内容を理解し,自分の考えを述べることができる。
|
| 2週 |
各自がテーマに対する考察および希望するテーマを理由を含めてまとめ,取り組むテーマ・グループを決定する。 |
他の人の考えを踏まえ,自分の考えをまとめることができる。
|
| 3週 |
テーマ提案教員との議論によるテーマの変更・修正について議論することを経て目標を設定する。 |
教員の考えを踏まえ,グループとして目標設定を適切に定めることができる。
|
| 4週 |
目標に到達するまでのステップ,ステップごとの達成スケジュールを設定する。 |
目標に対応するスケジュールを議論し,まとめることができる。
|
| 5週 |
活動および活動内容の記録 |
スケジュールを考慮して活動し,結果を記録できる。
|
| 6週 |
活動および活動内容の記録 |
スケジュールを考慮して活動し,結果を記録できる。
|
| 7週 |
スケジュールとの比較,状況への対応について報告書を作成する。 |
スケジュールと現状とを正しく比較し報告することができる。
|
| 8週 |
活動および活動内容の記録 |
スケジュールを考慮して活動し,結果を記録できる。
|
| 4thQ |
| 9週 |
活動および活動内容の記録 |
スケジュールを考慮して活動し,結果を記録できる。
|
| 10週 |
スケジュールとの比較,状況への対応について報告書を作成する。 |
スケジュールと現状とを正しく比較し報告することができる。
|
| 11週 |
活動および活動内容の記録 |
スケジュールを考慮して活動し,結果を記録できる。
|
| 12週 |
活動および活動内容の記録 |
スケジュールを考慮して活動し,結果を記録できる。
|
| 13週 |
スケジュールとの比較,状況への対応について報告書を作成する。 |
スケジュールと現状とを正しく比較し報告することができる。
|
| 14週 |
まとめ,紹介資料の作成。 |
活動内容をまとめ,紹介する資料を作成することができる。
|
| 15週 |
成果の紹介発表スライド作成。 |
成果を的確に説明するスライドが作成できる。
|
| 16週 |
成果の紹介発表。 |
スライドを用いて適切な内容・時間で発表できる,さらに他グループの内容を各自の考えで評価できる。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
| グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
| どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
| 適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
| 事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
| 結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |
| 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 目標の実現に向けて計画ができる。 | 3 | |
| 目標の実現に向けて自らを律して行動できる。 | 3 | |
| チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | |
| チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | |
| 当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | |
| チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | |
| 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。 | 3 | |
| 提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。 | 3 | |
評価割合
| レポート | 発表 | | | 合計 |
| 総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 100 |
| 基礎的能力 | 30 | 20 | 0 | 0 | 50 |
| 専門的能力 | 30 | 20 | 0 | 0 | 50 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |