ディジタル回路1

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ディジタル回路1
科目番号 1794201 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報コース 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 ディジタル回路入門早わかり(オーム社)/随時プリントを配布する。
担当教員 安野 恵実子

到達目標

1.基本的な順序回路の設計ができる。
2.電気電子計測の基礎事項について理解し、説明できる。
3.オペアンプの動作原理とその特徴を理解し、簡単な演算回路について設計できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)
到達目標1順序回路を設計することができる。基本的な順序回路を設計することができる。簡単な順序回路を設計することができる。
到達目標2電気電子計測の事項について理解し、説明することができる。電気電子計測の基礎事項について理解し、説明することができる。電気電子計測の基礎事項について理解している。
到達目標3オペアンプの動作原理とその特徴を理解し、演算回路について設計することができる。オペアンプの動作原理とその特徴を理解し、演算回路について説明することができる。オペアンプの動作原理とその特徴を理解し、簡単な演算回路について説明することができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
回路設計の基礎的技術を理解するとともに、電気電子工学分野における基本的測定について理解を深める。
授業の進め方・方法:
ディジタル回路の代表的素子あるフリップフロップを用いたカウンタ回路等の順序論理回路の設計方法について講義する。また、演算増幅器(OA)の原理と、各種回路について講義する。さらに、電気電子計測の基礎知識(SI単位、有効数字など)や、測定値の数値的取り扱いについて講義する。
【授業時間31時間+自学自習時間60時間】
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学修としてレポート課題を実施します。
注意点:
この科目では、これまでに学習したディジタル回路基礎(2年)、ディジタル回路基礎実習(3年)などの知識を基本として、学習をすすめます。わからない場合は、これまでに学習した内容に戻って復習しておいてください。また、演習等を実施するので、各自積極的に取り組んでください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 組み合わせ論理回路の復習 簡単な組み合わせ論理回路の機能を説明することができる。
2週 組み合わせ論理回路の復習2 簡単な組み合わせ論理回路を設計することができる。
3週 順序回路の設計(その1) フリップフロップを用いた簡単なカウンタ回路の設計手順を説明することができる。
4週 状態遷移図、状態遷移表 状態遷移図や状態遷移表を用いて、順序回路を設計することができる。
5週 動作解析 順序回路の動作解析を行うことができる。
6週 順序回路の設計(その2) フリップフロップを用いたカウンタ回路の設計手順を説明することができる。
7週 動作解析 順序回路の動作解析を行うことができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 オシロスコープ アナログおよびディジタルオシロスコープについて説明することができる。
10週 演算増幅器(OA) 演算増幅器の特性と基本動作について説明することができる。
11週 演算増幅器(OA) 演算増幅器(OA)の基本的な使い方について説明することができる。
12週 演算増幅器(OA) 演算増幅器(OA)を用いた簡単な演算回路について設計することができる。
13週 計測の単位とSI SI単位系と組立単位系の関係、CGS単位系の関係について説明することができる。
14週 測定値の処理 有効数字、測定データの数値的取り扱いについて説明できる。
15週 測定値の処理2 最小二乗法を用いて測定値を処理することができる。
16週 期末試験答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合70020100100
基礎的能力10055020
専門的能力600155080
分野横断的能力000000