数値計算

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 数値計算
科目番号 0048 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報コース 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 コンピュータアーキテクチャの基礎,著:柴山 潔,近代科学社
担当教員 杉野 隆三郎

到達目標

1.コンピュータにおける数値表現として,整数,固定小数点数,浮動小数点数の表現方法を理解する。
2.命令セットアーキテクチャの概要を理解する。
3.コンピュータの構成要素ごとにそれぞれのアーキテクチャの概要を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コンピュータの数値表現整数,固定小数点数,浮動小数点数の表現方法を具体例を用いて説明できる。整数,固定小数点数,浮動小数点数の表現方法がわかる。整数,固定小数点数,浮動小数点数の表現方法がわからない。
命令セットアーキテクチャ命令セットアーキテクチャを詳細に説明できる。命令セットアーキテクチャの概要を説明できる。命令セットアーキテクチャが把握できていない。
コンピュータの構成要素ごとのアーキテクチャコンピュータ構成要素ごとのアーキテクチャを説明できる。コンピュータ構成要素ごとのアーキテクチャの概要を把握している。コンピュータ構成要素ごとのアーキテクチャの概要が把握できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報コースでは,組み込みシステムやディジタル回路,プログラミングなのど学習を通してコンピュータの実際の構成を把握し利用したり,コンピュータを構成している複雑な回路に含まれる,よりプリミティブな回路につい理解してきた。本科目では,コンピュータがどのような構造や仕組みを有しており,どのように動作するのかといったことを系統だてて学習する。これにより,よりコンピュータに対する理解を深め,詳細にコンピュータの動作等を考えられるようになることを期待する。
授業の進め方・方法:
必要に応じて理解を助けるためのスライド,プリントを用いることもあるが,基本的には講義によって授業を進める。授業は,ほぼ教科書に沿って進めるが,時間数とのバランスから教科書のすべてを網羅し,講義することはできない。このため,必然的に講義内容を教科書からピックアップするような形式で授業を行うことになる。また,授業実施ごとに課題を出す。
注意点:
本科目では,これまでに学習したコンピュータにおける数値表現やディジタル回路に関する知識をベースとなる部分もある。したがって,既に学習した範囲を復習しなければならない場合もあり得る。また,授業実施ごとに出題する課題は評価対象とするので,しっかり取り組み,期限内に提出することが大切である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野情報数学・情報理論コンピュータ上での数値の表現方法が誤差に関係することを説明できる。4
コンピュータ上で数値計算を行う際に発生する誤差の影響を説明できる。4
コンピュータ向けの主要な数値計算アルゴリズムの概要や特徴を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力0000000
専門的能力60000400100
分野横断的能力0000000