環境学概論

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 環境学概論
科目番号 1812F01 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設コース 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 PEL 環境工学, 適時資料配布
参考図書: 環境白書
担当教員 景政 柊蘭

到達目標

1.地球環境問題、公害に対する取り組みについて説明することができる。
2.エネルギー問題を通して持続可能な開発に対する考え方を説明することができる。
3.水質汚濁の現状と水質汚濁指標に関する考え方を理解し、水質汚濁の防止対策について説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
到達目標1地球および地域規模の環境問題について、その背景を理解し、原因と対策を説明することができる。地球および地域規模の環境問題について、その原因と対策を説明することができる。地球および地域規模の環境問題についての対策を説明することができる。
到達目標2エネルギー問題の現状を理解し、持続可能な社会の構築に向けた考え方と、国際的および日本における取り組みを説明することができる。エネルギー問題の現状を理解し、持続可能な社会の構築についての考え方を説明することができる。持続可能な社会の構築についての考え方を説明することができる。
到達目標3水質汚濁の現状と防止対策、水質汚濁指標について説明することができ、かつ水質汚濁指標の計算ができる。水質汚濁の現状と防止対策について説明することができ、かつ水質汚濁指標の計算ができる。水質汚濁の現状と防止対策について説明することができる。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地球規模の環境問題や地域規模の環境問題、水質汚濁について講義形式で授業を行う。人間を含めた生物生態系と環境問題との関わりを理解することで、持続可能な社会の構築に向けて自分ができる対策について考え、説明できるようになる。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。適宜、演習課題 (計算など) や小テストを行い学習内容の理解を深める。
適宜、レポートの提出を求める。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 地球における物質循環 地球における物質循環と、人間活動との関わりについて説明することができる。
3週 地球規模の環境問題 地球規模で発生する環境問題の特徴を説明することができる。
4週 地球温暖化、オゾン層の破壊 (1) 地球温暖化とオゾン層の破壊について、そのメカニズムと現状を説明することができる。
5週 地球温暖化、オゾン層の破壊 (2) 地球温暖化とオゾン層の破壊について、国際的な取り組みと日本における取り組みについて説明することができる。
6週 エネルギー問題 (1) エネルギー資源の特徴について説明することができる。
7週 エネルギー問題 (2) 「持続可能な開発」という考え方と、持続可能な社会の構築に向けた取り組みについて説明することができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 公害 (1) 典型七公害と四大公害病について説明することができる。
10週 公害 (2) 環境保全に関わる法律 (公害対策基本法、環境基本法など) について説明することができる。
11週 水質汚濁と富栄養化 (1) 水の利用形態、水質汚濁物の発生源と移動過程を説明について説明することができる。
12週 水質汚濁と富栄養化 (2) 水質浄化のメカニズムと富栄養化について説明することができる。
13週 水質汚濁と富栄養化 (3) 水質浄化のメカニズムと富栄養化について説明することができる。
14週 水質汚濁と富栄養化 (4) 水質指標の説明およびその計算ができる。
15週 水質汚濁と富栄養化 (5) 環境基準と排水基準について説明することができる。
16週 試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野環境地球規模の環境問題を説明できる。4
環境と人の健康との関わりを説明できる。4
過去に生じた公害の歴史とその内容(環境要因と疾病の関係)について、説明できる。4
水の物性、水の循環を説明できる。4
水質指標を説明できる。4
水質汚濁の現状を説明できる。4
水質汚濁物の発生源と移動過程を説明でき、原単位、発生負荷を含めた計算ができる。4
水域生態系と水質変換過程(自浄作用、富栄養化、生物濃縮等)について、説明できる。4
水質汚濁の防止対策・水質管理計画(施策、法規等)を説明できる。4
物質循環と微生物の関係を説明できる。4
大気汚染の現状と発生源について、説明できる。4
騒音の発生源と現状について、説明できる。4
土壌汚染の現状を説明できる。4

評価割合

中間・定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合60202000100
基礎的能力5020100080
専門的能力100100020
分野横断的能力000000