到達目標
1.土質実験に関する基礎的な用語を理解できる。
2.それぞれの土質実験の目的を理解するとともに,結果の整理方法を習得できる。
3.土質実験で得られた定数の利用方法を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 |
到達目標1 | 土質実験に関する基礎的な用語を理解し,適切に説明できる。 | 土質実験に関する基礎的な用語を説明できる。 | 土質実験に関する基礎的な用語を理解できる。 |
到達目標2 | それぞれの土質実験の目的を適切に説明できるとともに、結果の整理方法を説明できる。 | それぞれの土質実験の目的を理解するとともに、結果の整理方法を習得できる。 | それぞれの土質実験の目的を理解できる。 |
到達目標3 | 土質実験で得られた定数の利用方法を理解し,適切に説明できる。 | 土質実験で得られた定数の利用方法を説明できる。 | 土質実験で得られた定数の利用方法の理解できる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
構造物の基礎を設計・施行する場合,必要となる土質定数を求めるために土質実験が行われる。この授業では,各自で土質実験を行い,実験方法・結果の整理方法を習得することを目標とする。さらに,得られた土質定数の利用方法を考察することで,関連する土質工学・地盤工学の知識のつながりを理解する。
授業の進め方・方法:
数人のグループごとに実験を行うので,グループでの協力を重視する。教科書の該当する実験項目を事前にしっかりと読み,実験手順などを予習しておくこと。
【授業時間30時間】
注意点:
当日は作業服と靴を着用し,計算機を持参すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 土粒子の密度試験 |
ピクノメータの検定ができる。 土粒子密度の測定ができる。
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2週 |
土粒子の密度試験 |
測定結果から土粒子密度の計算ができる。
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3週 |
液性・塑性限界試験 |
細粒土の液性限界試験,塑性限界試験ができる。
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4週 |
液性・塑性限界試験 |
測定結果から液性限界,塑性限界を算出することができる。
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5週 |
土の粒度試験 |
沈降分析ができる。
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6週 |
土の粒度試験 |
ふるい分け試験ができる。
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7週 |
土の粒度試験 |
測定結果から粒度分布を算出することができる。
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8週 |
砂の最小密度・最大密度試験 |
砂の最小密度,最大密度試験ができ,最小密度・最大密度を求めることができる。
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4thQ |
9週 |
土の締固め試験 |
突固めによる土の締固め試験ができる。
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10週 |
土の締固め試験 |
測定結果から締固め曲線,ゼロ空気間隙曲線を算出することができる。
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11週 |
定水位透水試験 |
定水位透水試験ができ,測定結果から透水係数を求めることができる。
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12週 |
一軸圧縮試験 |
一軸圧縮試験を行うことができる。
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13週 |
一軸圧縮試験 |
測定結果から応力圧縮曲線を描き,一軸圧縮強度を算出することができる。
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14週 |
一面CD試験 |
一面CD試験を行うことができる。
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15週 |
一面CD試験 |
測定結果から一面CD強度を算出することができる
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 地盤 | ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。 | 4 | |
基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。 | 4 | |
斜面の安定計算手法を説明でき、安全率等の算定に適用できる。 | 4 | |
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。 | 4 | |
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 定期試験 | 小テスト | ポートフォリオ | 発表・取り組み姿勢 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 20 | 0 | 80 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 20 | 0 | 80 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |