概要:
構造物の基礎を設計・施行する場合,必要となる土質定数を求めるために土質実験が行われる。この授業では,各自で土質実験を行い,実験方法・結果の整理方法を習得することを目標とする。さらに,得られた土質定数の利用方法を考察することで,関連する土質工学・地盤工学の知識のつながりを理解する。
この科目の担当教員の一人は,企業で地盤工学関係の研究開発を担当しており,その経験を活かして,実験形式の授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
数人のグループごとに実験を行うので,グループでの協力を重視する。教科書の該当する実験項目を事前にしっかりと読み,実験手順などを予習しておくこと。
【授業時間30時間】
注意点:
当日は作業服と靴を着用し,計算機を持参すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後1,後2 |
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後3,後4 |
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後5,後6,後7 |
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後11 |
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後9,後10 |
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後12,後14 |