概要:
本科目は、建設分野における主要な構造の一つである鉄筋コンクリート構造に着目し、材料の規格試験や構造部材の載荷実験を実施する。実験を通して、材料、構造および施工に関する知識や技術を修得することにより、計画能力、遂行能力、分析能力、考察能力、グループ活動能力、問題解決能力等の向上を図る。なお、本科目は、企業でコンクリート構造に関する研究・開発を担当していた教員が、その経験を活かし、実験実習形式の授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
【授業時間61時間+期末試験+自学自習時間30時間】
注意点:
本科目は、JABEE科目の一つであり、グループでの実践的教育によって知識や技術を修得するため、欠席厳禁とする(やむを得ない場合は必要書類を提出すること)。授業時の服装は、安全上の観点から、動きやすく多少汚れても良い服装とし、運動靴を着用する。これは、実験時には、重量物を扱う場合があるとともに、ほこり、油、水等が服に付着する可能性があるためである。貴重品の管理に注意し、教科書、筆記具、電卓等を必ず持参する。実験室には、卒業研究・特別研究・他の実験実習などで使用中の装置、試料、材料等があるので、本授業に関係のないものには触らないこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
ガイダンス 骨材の規格試験 |
科目の目標・意義・計画、諸注意等を説明できる。 骨材のふるい分け試験を実施でき、その概要を説明できる。
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| 2週 |
骨材の規格試験 |
細骨材の密度・吸水率・表面水率・含水率試験を実施でき、その概要を説明できる。
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| 3週 |
骨材の規格試験 |
粗骨材の密度・吸水率・含水率試験を実施でき、その概要を説明できる。
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| 4週 |
鉄筋の規格試験 |
鋼材の引張試験を実施でき、その概要を説明できる。
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| 5週 |
コンクリートの配合計算 |
コンクリートの配合設計を行うことができ、その説明ができる。
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| 6週 |
コンクリートの配合計算 |
コンクリートの配合設計を行うことができ、その説明ができる。
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| 7週 |
コンクリートの製造・フレッシュコンクリートの試験 |
コンクリートの練混ぜを行い、フレッシュ時の規格試験(スランプ・空気量・塩分含有量試験)ができ、それらの説明ができる。また、硬化コンクリートの試験用の供試体が作成できる。
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| 8週 |
コンクリートの製造・フレッシュコンクリートの試験 |
コンクリートの練混ぜを行い、フレッシュ時の規格試験(スランプ・空気量・塩分含有量試験)ができ、それらの説明ができる。また、配合設計の修正ができる。
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| 4thQ |
| 9週 |
中間試験 |
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| 10週 |
答案返却 硬化コンクリートの試験 |
硬化コンクリートの主な規格試験(圧縮・引張・曲げ試験、非破壊試験等)を実施でき、その説明ができる。
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| 11週 |
硬化コンクリートの試験 |
硬化コンクリートの主な規格試験について、結果の整理・分析・検討ができる。
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| 12週 |
RCはりの実験(概要説明・作製) |
RCはりの載荷実験の概要が説明できる。RCはりの作製を実施でき、その説明ができる。
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| 13週 |
RCはりの実験(載荷) |
RCはりの載荷を実施でき、その説明ができる。
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| 14週 |
RCはりの実験(計算値と実験値の比較検討) |
RCはりの載荷における主な力学性状の予測計算ができ、計算値と実験値の比較検討ができる。
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| 15週 |
RCはりの実験(計算値と実験値の比較検討) |
RCはりの載荷における主な力学性状の予測計算ができ、計算値と実験値の比較検討ができる。
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| 16週 |
(期末試験)答案返却 |
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| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | 後1 |
| 実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 後1 |
| 実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | 後1 |
| 実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | 後1 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | 材料に要求される力学的性質及び物理的性質に関する用語、定義を説明できる。 | 3 | 後10 |
| 鋼材の種類、形状を説明できる。 | 3 | 後4 |
| 鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。 | 3 | 後4 |
| 配合設計の手順を理解し、計算できる。 | 4 | 後5,後6 |
| 曲げモーメントを受ける部材の破壊形式を説明でき、断面破壊に対する安全性を検討できる。 | 2 | 後12,後13,後14,後15 |
| 曲げモーメントを受ける部材の断面応力度の算定、使用性(ひび割れ幅)を検討できる。 | 2 | 後12,後13,後14,後15 |
| せん断力を受ける部材の破壊形式を説明でき、せん断力に対する安全性を検討できる。 | 2 | 後12,後13,後14,後15 |
| 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 骨材のふるい分け試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後2,後3 |
| 骨材の密度、吸水率試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後2,後3 |
| コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後7,後8 |
| コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後7,後8 |
| コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 3 | 後10 |
| 各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。 | 3 | 後3,後4,後10 |