交通工学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 交通工学
科目番号 1815G01 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設コース 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 都市計画とまちづくりがわかる本 第二版 彰国社
担当教員 加藤 研二

到達目標

1.交通の役割,機能および調査方法について理解できる。
2.交通需要予測が理解できる。
3.交通行動分析が理解できる。
4.道路の計画と設計が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベル(可)
評価項目1交通の役割,機能および調査方法について理解し、説明できる。交通の役割,機能および調査方法について理解でき、その適切な問題も解答できる。交通の役割,機能および調査方法について理解する。
評価項目2交通需要予測(4段階推定法)が理解でき、説明できる。交通需要予測(4段階推定法)が理解でき,その適切な問題を解答できる。交通需要予測(4段階推定法)を理解する。
評価項目3交通行動分析が理解し、説明ができる。交通行動分析について理解でき、適切な問題を解答できる。交通行動分析が理解できる。
評価項目4道路の計画と設計について理解でき、説明ができる。道路の計画と設計について理解でき、適切な問題を解答できる。道路の計画と設計について理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日常的な人間生活は「住む」「働く」「憩う」「動く」の4つで表すことができ,この「動く」に対応するのが交通にあたる。また、交通は「安全」「快適」「迅速な移動」を確保することが重要になるなど,良好な都市活動を推進するためにも重要である。これらのことから、交通における種々の問題とその解決策について学習するとともに、暮らしやすいまちづくりについて考える。
授業の進め方・方法:
各項目において,例題・レポート等を多く取り入れた形で授業を進める。
適宜,参考資料を配付する。
注意点:
交通工学の基礎を学びながら、以下の点に注意しながら授業に臨んでほしい。
①自らの生活行動
②将来の交通計画
また提出課題は期限までに提出するよう努力してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 交通工学の意義と目的 交通工学の意義と目的について理解する。
2週 交通調査 種々の調査方法,指標について理解する。
3週 交通需要予測(4段階推定法) 4段階推定法の概要,将来交通量について理解する。
4週 交通需要予測(4段階推定法) 発生交通量・集中交通量について理解する。
5週 交通需要予測(4段階推定法) 発生交通量・集中交通量を計算する。
6週 交通需要予測(4段階推定法) 発生交通量・集中交通量を計算する。
7週 交通需要予測(4段階推定法) 分布交通量について理解する。
8週 中間試験
2ndQ
9週 交通需要予測(4段階推定法) 分布交通量を計算する。
10週 交通需要予測(4段階推定法) 分布交通量を計算する。
11週 交通需要予測(4段階推定法) 交通手段分担について理解する。
12週 交通需要予測(4段階推定法) 交通手段分担を計算する。
13週 交通需要予測(4段階推定法) 配分交通量について理解する。
14週 交通行動分析 交通行動分析の意義と目的を理解する。
非集計モデルについて理解する。
15週 道路の計画と設計 道路の計画と設計について理解する。
交差点とインターチェンジの設計について理解する。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野計画交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。4
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。4
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。4
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。4

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合6004000100
基礎的能力200200040
専門的能力400200060
分野横断的能力000000