土質実験

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 土質実験
科目番号 0050 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 建設コース 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新土質実験法(鹿島出版)
担当教員 吉村 洋,笹田 修司

到達目標

1.土質実験に関する基礎的な用語を理解できる。
2.それぞれの土質実験の目的を理解するとともに,結果の整理方法を習得できる。
3.土質実験で得られた定数の利用方法を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
到達目標1 土質実験に関する基礎的な用語を理解し,適切に説明できる。 土質実験に関する基礎的な用語を説明できる。 土質実験に関する基礎的な用語を理解理解できる。
到達目標2 それぞれの土質実験の目的を適切に説明できるとともに、結果の整理方法を説明できる。 それぞれの土質実験の目的を理解するとともに、結果の整理方法を習得できる。 それぞれの土質実験の目的を理解できる。
到達目標3 土質実験で得られた定数の利用方法を理解し,適切に説明できる。 土質実験で得られた定数の利用方法を説明できる。 土質実験で得られた定数の利用方法の理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 構造物の基礎を設計・施行する場合,必要となる土質定数を求めるために土質実験が行われる。この授業では,各自で土質実験を行い,実験方法・結果の整理方法を習得することを目標とする。さらに,得られた土質定数の利用方法を考察することで,関連する土質工学・地盤工学の知識のつながりを理解する。
授業の進め方・方法:
 数人のグループごとに実験を行うので,グループでの協力を重視する。教科書の該当する実験項目を事前にしっかりと読み,実験手順などを予習しておくこと。
 【授業時間30時間】
注意点:
 当日は作業服と靴を着用し,計算機を持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
土粒子の密度試験
 ピクノメータの検定ができる。
 土粒子密度の測定ができる。
2週 土粒子の密度試験  測定結果から土粒子密度の計算ができる。
3週 液性・塑性限界試験  細粒土の液性限界試験,塑性限界試験ができる。
4週 液性・塑性限界試験  測定結果から液性限界,塑性限界を算出することができる。
5週 土の粒度試験  沈降分析ができる。
6週 土の粒度試験  ふるい分け試験ができる。
7週 土の粒度試験  測定結果から粒度分布を算出することができる。
8週 砂の最小密度・最大密度試験  砂の最小密度,最大密度試験ができ,最小密度・最大密度を求めることができる。
4thQ
9週 土の締固め試験  突固めによる土の締固め試験ができる。
10週 土の締固め試験  測定結果から締固め曲線,ゼロ空気間隙曲線を算出することができる。
11週 定水位透水試験  定水位透水試験ができ,測定結果から透水係数を求めることができる。
12週 一軸圧縮試験  一軸圧縮試験を行うことができる。
13週 一軸圧縮試験  測定結果から応力圧縮曲線を描き,一軸圧縮強度を算出することができる。
14週 一面CD試験  一面CD試験を行うことができる。
15週 一面CD試験  測定結果から一面CD強度を算出することができる
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力建設系分野【実験・実習能力】建設系【実験実習】土粒子の密度試験について理解し、器具を使って実験できる。4後1,後2
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。4後3,後4
粒度試験について理解し、器具を使って実験できる。4後5,後6,後7
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。4後11
突固めによる土の締固め試験について理解し、器具を使って実験できる。4後9,後10
一軸圧縮試験について理解し、器具を使って実験できる。4後12,後14

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合2008000100
基礎的能力000000
専門的能力2008000100
分野横断的能力000000