1. アルコール類,エーテル類,カルボン酸,カルボン酸誘導体,アルデヒド類,ケトン類が命名できる。
2. アルコール,エーテル類の一般的な性質,合成方法,および反応が説明できる。
3. カルボン酸,カルボン酸誘導体,アルデヒド,ケトン類の一般的な反応と生成物,およびそれぞれの反応性の違いが説明できる。
概要:
本講義では有機化学(3年次)と同様の考え方に基づいて,「官能基」ごとに特徴的な反応や化学現象について学修する。また,官能基の特性を活かした有機材料も同時に学修する。
授業の進め方・方法:
授業計画の順序にほぼ沿って授業を進めていく。 本講義では化学現象が電気陰性度や共鳴、化合物の立体構造に基づいて論理的に説明できることを強調して講義をする。
注意点:
有機化学は積み重ねが特に大切な学問であり,本講義は,3年次の有機化学の知識が必須である。復習に力を入れて学修すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。 | 4 | 前1,前5,前7,前9,前13 |
誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極を予測できる。 | 4 | 前14,前15 |
共鳴構造について説明できる。 | 4 | 前14,前15 |
化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。 | 4 | 前1,前2 |
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。 | 4 | 前1,前5,前7,前9,前13 |
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前14,前15 |
電子論に立脚し、構造と反応性の関係が予測できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前6,前7,前10,前11,前14,前15 |
反応機構に基づき、生成物が予測できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前6,前7,前10,前11,前14,前15 |