生化学1

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 生化学1
科目番号 1414G03 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 化学コース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 原書8版 マクマリー生物有機化学 生化学編
担当教員 大谷 卓

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1単糖から多糖の分類,構造,機能を例をあげて詳しく説明できる。単糖から多糖の分類,構造,機能を例をあげて説明できる。単糖から多糖の分類,構造,機能を例をあげて説明できない。
評価項目2異化について例をあげて詳しく説明できる。異化について例をあげて説明できる。異化について例をあげて説明できない。
評価項目3同化について例をあげて詳しく説明できる。同化について例をあげて説明できる。同化について例をあげて例をあげて説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 D-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
炭水化物,異化,同化について学習する.
授業の進め方・方法:
座学の授業と問題演習を中心に進める.
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 炭水化物1 炭水化物の分類ができ,Fischer投影式が書ける
2週 炭水化物2 単糖の環状構造が書ける
3週 炭水化物3 二糖類の特徴を説明できる。
4週 炭水化物4 多糖の特徴を説明できる。
5週 生化学エネルギーの発生1 エネルギーの源は何か,化学エネルギーに必要な条件が何かを説明できる。食物の異化の段階を記述し,各段階の役割を説明できる。
6週 生化学エネルギーの発生2 エネルギー伝達におけるATPの役割を説明できる。反応が共役するのはなぜかを理解し,共役反応の例をあげることができる。
7週 異化1 解糖について説明できる.
8週 異化2 クエン酸回路について説明できる。
2ndQ
9週 中間試験 合格点を取る。
10週 異化3 電子伝達系とATP生産について説明できる.
11週 異化4 グルコースの完全異性化について説明できる。
12週 同化1 糖新生について説明できる。
13週 同化2 グリコーゲンの合成と分解について説明できる。
14週 光合成1 光合成にかかわる複合体について説明できる。
15週 光合成2 光合成について説明できる
16週 期末試験 合格点を取る。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野生物化学タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。4
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。4
単糖と多糖の生物機能を説明できる。4
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。4
グリコシド結合を説明できる。4
多糖の例を説明できる。4
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。4
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。4
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。4
タンパク質の高次構造について説明できる。4
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。4
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。4
補酵素や補欠因子の働きを例示できる。水溶性ビタミンとの関係を説明できる。4
解糖系の概要を説明できる。4
クエン酸回路の概要を説明できる。4
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。4
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000300100
基礎的能力4000020060
専門的能力2000010030
分野横断的能力100000010