到達目標
1.キルヒホッフの電流則、電圧則を用いて直流回路が計算できる。
2.テスタを用いて簡単な回路の計測ができる。
3.導体、半導体、不導体について説明できる。
4.電磁誘導について説明できる。
5.交流回路の計算ができる。
6.各種波形について説明できる。
7.トランジスタ、FETを用いた簡単な増幅回路が計算できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
キルヒホッフの電流則、電圧則を用いて直流回路が計算できる。 | キルヒホッフの電流則、電圧則から回路方程式を導くことができる。 | キルヒホッフの電流則、電圧則が分かる。 | キルヒホッフの電流則、電圧則が分からない。 |
テスタを用いて簡単な回路の計測ができる。 | テスタを用いて希望する計測ができる。 | テスタを使える。 | テスタが使えない。 |
導体、半導体、不導体について説明できる。 | 導体、半導体、不導体を判別でき、その特徴がわかる。 | 導体、半導体、不導体について説明できる。 | 導体、半導体、不導体の差がわからない。 |
電磁誘導について説明できる。 | ファラデーの法則、レンツの法則、フレミングの右手の法則についてそれぞれ説明できる。 | 電磁誘導について説明できる。 | 電磁誘導が分からない。 |
交流回路の計算ができる。 | 様々な交流回路の計算ができる。 | R,L,C回路の基本計算ができる。 | 交流回路の計算ができない。 |
各種波形について説明できる。 | 各種波形について判別でき、その特徴を説明できる。 | 各種波形について判別できる。 | 各種波形が判別できない。 |
トランジスタ、FETを用いた簡単な増幅回路が計算できる。 | トランジスタ、FETの違いを説明でき、増幅回路が計算できる。 | トランジスタ、FETの違いを説明でき、簡単な増幅回路が計算できる。 | トランジスタ、FETの違いが説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
化学の分野においても電気電子関係の知識は非常に重要である。特にこの授業では基礎知識の1つとなる直流・交流回路、電磁気分野、トランジスタやオペアンプを用いた増幅回路の授業を行い、電気電子分野でも適用できる力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
2年次の電磁気学基礎の学習を基に補えていない内容を追加し、少し難易度の高い内容を実施する。
注意点:
電磁気学基礎の授業の時と同様にしっかりと予習・復習を行ってください。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
直流回路の計算 |
ブリッジ回路の計算ができる。
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2週 |
直流回路の計算 |
キルヒホッフの電流則、電圧則を用いて直流回路の計算ができる。
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3週 |
直流回路の計算 |
直流回路の様々な計算ができる。
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4週 |
直流回路の測定 |
テスタによる回路測定および確認ができる。
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5週 |
導体 |
導体、半導体、不導体について説明できる。
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6週 |
磁気回路と磁性体 |
磁性体、磁化曲線について説明でき、ヒステリシス曲線が描ける。
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7週 |
電磁誘導 |
ファラデーの法則、レンツの法則、フレミングの右手の法則について説明できる。
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8週 |
【前期中間試験】 |
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2ndQ |
9週 |
交流回路 |
正弦波交流の基礎を理解する。
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10週 |
交流回路 |
正弦波交流の取り扱いが説明できる。
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11週 |
交流回路 |
正弦波交流とベクトル
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12週 |
交流回路の計算 |
R,L,Cだけの基本回路、それぞれの直列回路が計算できる。
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13週 |
交流回路の計算 |
R,L,Cの並列回路が計算できる。
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14週 |
交流回路の計算 |
共振回路が計算できる。
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15週 |
交流電力の計算 |
交流電力と力率について理解する。
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16週 |
【前期期末試験】 【答案返却】 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
交流回路の複素数表示 |
複素数(ベクトル表示、積、商)について理解する。
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2週 |
記号法による交流回路の計算 |
交流回路への記号法への応用について理解し、直列回路、並列回路の計算ができる。
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3週 |
記号法による交流回路の計算 |
並列回路とアドミタンスを理解し、複雑な回路も計算できる。
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4週 |
回路網の計算 |
キルヒホッフの法則について理解する。
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5週 |
回路網の計算 |
重ね合せの理、テブナンの定理について理解する。
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6週 |
過渡現象 |
R-C直列回路、R-L直列回路の計算ができる。
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7週 |
微分回路と積分回路 |
微分回路と積分回路について理解する。
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8週 |
【後期中間試験】 |
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4thQ |
9週 |
各種波形 |
各種波形の違いを説明できる。
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10週 |
半導体 |
半導体のpn接合について説明できる。
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11週 |
電子回路素子 |
ダイオード、トランジスタ、FETの違いについて説明できる。
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12週 |
電子回路素子 |
ダイオード、トランジスタ、FETの違いについて説明できる。
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13週 |
トランジスタの増幅回路 |
トランジスタによる増幅の原理を説明できる。
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14週 |
FETの増幅回路 |
FETによる増幅の原理を説明できる。
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15週 |
いろいろな増幅回路 |
負帰還増幅回路の原理と演算増幅器について説明できる。
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16週 |
【後期期末試験】 【答案返却】 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 20 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 5 | 10 | 25 |
専門的能力 | 50 | 15 | 10 | 75 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |