生物実験

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 生物実験
科目番号 5401 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 化学コース 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:4
教科書/教材 なし
担当教員 大田 直友,一森 勇人,川上 周司

到達目標

1. 微生物を培養するための基本的な操作を習得する
2. 生体物質を抽出して、分離し、解析する
3. 生物多様性保全における課題を観察し,現状を把握する
4. 実験・観察を確実に遂行でき、得られたデータを整理し,必要な計算等も行い、考察・発表する


ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微生物を培養するための基本的かつ応用も含めた操作を習得できる微生物を培養するための基本的な操作を習得できる微生物を培養するための基本的な操作を習得できない
評価項目2生体物質を抽出して、分離し、解析する生体物質を抽出して、分離し、解析できる生体物質を抽出して、分離し、解析できない
評価項目3生物多様性保全における課題を観察し,現状を詳細に説明できる生物多様性保全における課題を観察し,現状を説明できる生物多様性保全における課題を観察し,現状を説明できない
評価項目4実験・観察を確実に遂行でき、得られたデータを整理し,必要な計算等も行い、詳細に考察・発表ができる実験・観察を確実に遂行でき、得られたデータを整理し,必要な計算等も行い、考察・発表ができる実験・観察を確実に遂行でき、得られたデータを整理し,必要な計算等も行い、考察・発表ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前半は、生物工学の基礎となる実験方法を習得するとともに、実験を通して、微生物学と生物化学の知識を習得する。
後半においては,生物多様性保全における課題(里山における鳥獣被害,開発による絶滅危惧種の増加)を野外で観察・記録・考察し,生物多様性保全にむけての現状を把握する。
授業の進め方・方法:
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 実験ガイダンス1 実験時の安全対策が説明できる。
これからの実験内容を説明できる。
2週 実験準備・微生物の取り扱い・顕微鏡の取り扱い 生物実験に必要な器具の準備ができる。微生物の取り扱いができる。顕微鏡により微生物を観察できる。
3週 実験準備・微生物の取り扱い・顕微鏡の取り扱い 生物実験に必要な器具の準備ができる。微生物の取り扱いができる。顕微鏡により微生物を観察できる。
4週 実験準備・微生物の取り扱い・顕微鏡の取り扱い 生物実験に必要な器具の準備ができる。微生物の取り扱いができる。顕微鏡により微生物を観察できる。
5週 実験ガイダンス2 実験時の安全対策が説明できる。
これからの実験内容を説明できる。
6週 DNA、タンパク質の抽出・制限酵素処理・タンパク質の活性測定 DNA、タンパク質を抽出できる。DNAを制限酵素処理後に電気泳動で分離できる。タンパク質の活性を測定できる
7週 DNA、タンパク質の抽出・制限酵素処理・タンパク質の活性測定 DNA、タンパク質を抽出できる。DNAを制限酵素処理後に電気泳動で分離できる。タンパク質の活性を測定できる
8週 DNA、タンパク質の抽出・制限酵素処理・タンパク質の活性測定 DNA、タンパク質を抽出できる。DNAを制限酵素処理後に電気泳動で分離できる。タンパク質の活性を測定できる
4thQ
9週 実験ガイダンス3 これからの実験内容を説明できる。
10週 野外観察1(干潟の底生生物観察) 野外観察の目的が達成できる。
11週 実験ガイダンス4 これからの実験内容を説明できる。
12週 野外観察2(里山の鳥獣・昆虫・植生観察) 野外観察の目的が達成できる。
13週 野外観察3(里山の鳥獣・昆虫・植生観察) 野外観察の目的が達成できる。
14週 発表準備 発表の準備ができる。
15週 発表会 実験内容を適切にまとめ,パワーポイントで発表できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取組姿勢その他合計
総合評価割合0060400100
基礎的能力000000
専門的能力0060400100
分野横断的能力000000