一般教養化学で学習した内容に関する復習・演習問題に取り組み、知識を確実に使いこなせるようになることを目標とする。さらに有機化学・無機化学・物理化学・学生実験の各専門科目で前提となる基礎知識を確実に習得する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
物質の成分と構成元素 |
物質を正しく分類することができる。
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2週 |
原子の構成と元素の周期表 |
原子の構成を周期表の観点から説明できる。
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3週 |
化学結合 |
分子構造を電子式で説明できる。
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4週 |
化学結合 |
結晶の種類と特徴を説明できる。
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5週 |
物質量と濃度 |
物質量と濃度を正しく計算できる。
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6週 |
化学変化と化学反応式 |
化学反応式を正しく記述でき、関連する計算問題を解くことができる。
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7週 |
酸と塩基・水素イオン濃度 |
酸と塩基について説明でき、水素イオン濃度に関する計算問題を解くことができる。
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8週 |
【前期中間試験】 |
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2ndQ |
9週 |
気体の性質 |
気体の法則、理想気体と実在気体の違いについて説明できる。
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10週 |
溶液の性質 |
コロイド溶液について説明でき、溶解度・希薄溶液に関する計算問題を解くことができる。
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11週 |
有機化合物の特徴と構造 |
有機化合物の特徴,分類や異性体を説明することができる。
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12週 |
有機化合物の特徴と構造2 |
有機化合物の成分元素の検出や構造決定を行う方法を説明出来る。
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13週 |
異性体 |
異性体について説明出来る。
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14週 |
芳香族化合物1 |
芳香族炭化水素の特徴などを説明することができる。
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15週 |
芳香族化合物2 |
芳香族炭化水素の特徴などを説明することができる。
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16週 |
【前期期末試験】 【答案返却】 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
【課題テスト】 |
物質の三態と状態変化、無機物質と人間生活、有機化合物と人間生活に関する問題を解くことができる。
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2週 |
芳香族化合物3 |
含酸素芳香族化合物,含窒素芳香族化合物の特徴,性質,合成法,反応などを説明出来る。
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3週 |
芳香族化合物4 |
含酸素芳香族化合物,含窒素芳香族化合物の特徴,性質,合成法,反応などを説明出来る。
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4週 |
芳香族化合物5 |
含酸素芳香族化合物,含窒素芳香族化合物の特徴,性質,合成法,反応などを説明出来る。
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5週 |
芳香族化合物6 |
酸・塩基の性質を利用した有機化合物の分離を説明出来る。
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6週 |
物質の変化と熱・光 |
反応熱の定義と種類を理解し、ヘスの法則を利用し、反応熱の計算をできる。
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7週 |
電池と電気分解 |
電池の原理と種類について説明できる。電気分解を理解し、電気分解における量的関係の計算をできる。
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8週 |
【後期中間試験】 |
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4thQ |
9週 |
化学反応の速さ |
反応速度の定義を理解し、反応速度と温度、活性化エネルギーとの関係について説明できる。
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10週 |
化学平衡と平行移動 |
可逆反応と不可逆反応について理解する。温度、濃度、やつ力変化と平行移動の関係について説明できる。
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11週 |
非金属元素の単体と化合物 |
元素の分類と性質について説明できる。水素、ハロゲンとその化合物の性質、反応について説明できる。
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12週 |
非金属元素の単体と化合物 |
酸素と硫黄、窒素とリン、炭素とケイ素、その化合物の性質、反応について説明できる。
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13週 |
典型金属元素の単体と化合物 |
典型元素の単体と化合物の性質、反応、製法について説明できる。
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14週 |
遷移元素の単体と化合物 |
鉄、銅、銀、クロムとその化合物の性質、反応、製法について説明できる。
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15週 |
イオンの反応と分離 |
金属イオンの反応、分離方法について説明できる。
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16週 |
【後期期末試験】 【答案返却】 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。 | 3 | 後1 |
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。 | 3 | 後1 |
物質が原子からできていることを説明できる。 | 3 | 前1 |
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 前1 |
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。 | 3 | 前2 |
純物質と混合物の区別が説明できる。 | 3 | 前1 |
混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。 | 3 | 前2 |
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。 | 3 | 後1 |
水の状態変化が説明できる。 | 3 | 後1 |
物質の三態とその状態変化を説明できる。 | 3 | 後1 |
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。 | 3 | 前9 |
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。 | 3 | 前9 |
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。 | 3 | 前2 |
同位体について説明できる。 | 3 | 前2 |
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。 | 3 | 前2 |
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。 | 3 | 前2 |
価電子の働きについて説明できる。 | 3 | 前3 |
原子のイオン化について説明できる。 | 3 | 前3 |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 3 | 前3 |
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。 | 3 | 前2 |
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。 | 3 | 前2 |
イオン式とイオンの名称を説明できる。 | 3 | 前4 |
イオン結合について説明できる。 | 3 | 前4 |
イオン結合性物質の性質を説明できる。 | 3 | 前4 |
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。 | 3 | 前4 |
共有結合について説明できる。 | 3 | 前4 |
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。 | 3 | 前4 |
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。 | 3 | 前4 |
金属の性質を説明できる。 | 3 | 前4 |
原子の相対質量が説明できる。 | 3 | 前5 |
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。 | 3 | 前5 |
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 3 | 前5 |
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。 | 3 | 前5 |
気体の体積と物質量の関係を説明できる。 | 3 | 前5 |
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。 | 3 | 前6 |
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | 前6 |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 3 | 前7 |
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。 | 3 | 前7 |
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。 | 3 | 前7 |
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。 | 3 | 前7 |
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。 | 3 | 前7 |
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。 | 3 | 前7 |
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。 | 3 | 前7 |
中和反応がどのような反応であるか説明できる。 | 3 | |
中和滴定の計算ができる。 | 3 | |
酸化還元反応について説明できる。 | 3 | |
イオン化傾向について説明できる。 | 3 | 後7 |
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。 | 3 | 後7 |
ダニエル電池についてその反応を説明できる。 | 3 | 後6 |
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。 | 3 | 後7 |
一次電池の種類を説明できる。 | 3 | 後7 |
二次電池の種類を説明できる。 | 3 | 後7 |
電気分解反応を説明できる。 | 3 | 後7 |
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。 | 3 | 後7 |
ファラデーの法則による計算ができる。 | 3 | 後7 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 化学・生物系分野 | 有機化学 | 有機物が炭素骨格を持つ化合物であることを説明できる。 | 1 | 前11 |
代表的な官能基を有する化合物を含み、IUPACの命名法に基づき、構造から名前、名前から構造の変換ができる。 | 1 | 前11 |
σ結合とπ結合について説明できる。 | 1 | 前11 |
混成軌道を用い物質の形を説明できる。 | 1 | 前11 |
誘起効果と共鳴効果を理解し、結合の分極を予測できる。 | 1 | 前12 |
σ結合とπ結合の違いを分子軌道を使い説明できる。 | 1 | 前12,前13 |
ルイス構造を書くことができ、それを利用して反応に結びつけることができる。 | 1 | 前12 |
共鳴構造について説明できる。 | 1 | 前12,前13 |
炭化水素の種類と、それらに関する性質および代表的な反応を説明できる。 | 1 | 前12 |
芳香族性についてヒュッケル則に基づき説明できる。 | 1 | 前13 |
分子の三次元的な構造がイメージでき、異性体について説明できる。 | 1 | 前11,前12 |
構造異性体、シスートランス異性体、鏡像異性体などを説明できる。 | 1 | 前11,前12 |
化合物の立体化学に関して、その表記法により正しく表示できる。 | 1 | 前11,前12 |
代表的な官能基に関して、その構造および性質を説明できる。 | 1 | 前12 |
それらの官能基を含む化合物の合成法およびその反応を説明できる。 | 1 | 前12,前13,前14,前15 |
代表的な反応に関して、その反応機構を説明できる。 | 1 | 前12,前13,前14,前15 |
高分子化合物がどのようなものか説明できる。 | 1 | 後2 |
代表的な高分子化合物の種類と、その性質について説明できる。 | 1 | 後2,後3 |
高分子の分子量、一次構造から高次構造、および構造から発現する性質を説明できる。 | 1 | 後2,後5 |
高分子の熱的性質を説明できる。 | 1 | 後5 |
重合反応について説明できる。 | 1 | 後2,後3,後4 |
重縮合・付加重合・重付加・開環重合などの代表的な高分子合成反応を説明でき、どのような高分子がこの反応によりできているか区別できる。 | 1 | 後3,後4 |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の反応を説明できる。 | 1 | 後5 |
ラジカル重合・カチオン重合・アニオン重合の特徴を説明できる。 | 1 | 後5 |
無機化学 | 価電子について理解し、希ガス構造やイオンの生成について説明できる。 | 1 | |
元素の周期律を理解し、典型元素や遷移元素の一般的な性質を説明できる。 | 1 | |
イオン化エネルギー、電子親和力、電気陰性度について説明できる。 | 1 | |
イオン結合と共有結合について説明できる。 | 1 | |
基本的な化学結合の表し方として、電子配置をルイス構造で示すことができる。 | 1 | |
金属結合の形成について理解できる。 | 1 | |
結晶の充填構造・充填率・イオン半径比など基本的な計算ができる。 | 1 | |
配位結合の形成について説明できる。 | 1 | |
水素結合について説明できる。 | 1 | |
代表的な元素の単体と化合物の性質を説明できる。 | 1 | 後11,後12,後13,後14 |
物理化学 | 気体の法則を理解して、理想気体の方程式を説明できる。 | 2 | |
気体の分子速度論から、圧力を定義して、理想気体の方程式を証明できる。 | 2 | |
実在気体の特徴と状態方程式を説明できる。 | 2 | |
臨界現象と臨界点近傍の特徴を説明できる。 | 2 | |
混合気体の分圧の計算ができる。 | 2 | |
純物質の状態図(P-V、P-T)を理解して、蒸気圧曲線を説明できる。 | 2 | |
2成分の状態図(P-x、y、T-x、y)を理解して、気液平衡を説明できる。 | 2 | |
束一的性質を説明できる。 | 2 | |
蒸気圧降下、沸点上昇より、溶質の分子量を計算できる。 | 2 | |
凝固点降下と浸透圧より、溶質の分子量を計算できる。 | 2 | |
相律の定義を理解して、純物質、混合物の自由度(温度、圧力、組成)を計算し、平衡状態を説明できる。 | 2 | |
平衡の記述(質量作用の法則)を説明できる。 | 2 | 後10 |
諸条件の影響(ルシャトリエの法則)を説明できる。 | 2 | 後10 |
均一および不均一反応の平衡を説明できる。 | 2 | 後10 |
反応速度の定義を理解して、実験的決定方法を説明できる。 | 2 | 後9 |
反応速度定数、反応次数の概念を理解して、計算により求めることができる。 | 2 | 後9 |
微分式と積分式が相互に変換できて半減期が求められる。 | 2 | 後9 |
電池反応と電気分解を理解し、実用例を説明できる。 | 2 | 後7 |