共同教育

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 共同教育
科目番号 1214T11 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 専門共通科目(本科) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 各担当教員の指定による
担当教員 西本 浩司,大北 裕司,奥本 良博,川畑 成之,松浦 史法,安田 武司,伊丹 伸

到達目標

1.一つの目標に向かってチームで活動できる.
2.チームの中で自己の役割を認識し,自らの長所を発揮しながら主体的に行動できる.
3.チームや自身の取組みを他者にわかりやすく,文章やプレゼンテーションで伝えることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベル
評価項目1チームワークの意義と目的を理解し,チームの課題を自らの課題ととらえ,当事者意識をもってチーム作業に取り組むことができる. チームメンバーの意見をよく聞き,自らの感情を抑制したり,メンバーの仕事を手伝ったりするなど,チームのために必要な行動をとることができる.自分の役割を重視しすぎた行動をとることもあるが,チーム内での自分の役割を認識した行動をとることができる.
評価項目2チームの改善につながる行動を考え実践することができる.指示待ちになることなく,自分の意思・判断によって責任を持って行動することができる. 周囲の状況を的確にとらえ,自身の能力や長所,実現可能な行動を理解して自ら進んで行動することができる. 実現可能性を考慮していない行動を提案する場合もあるが,周囲の状況を理解したうえでチームに必要な行動を提案し,自ら行動を起こすことができる.
評価項目3広い対象に対してわかりやすく自分の考えを伝えるための説明・表現ができる.要点をとらえた説明ができ,具体例やエビデンスを使ってプレゼンで説明することができる. 相手の立場を考えた言葉を選び,自分の考えを記述・説明することができる.簡単な図表等を用いてプレゼンで説明することができる.専門知識を有する相手に対して自分の考えを説明・記述し伝えることができる.感情を表す表現(相づち,ボディーランゲージ,情緒的表現等)を使いながら自分の考えを説明・記述することができる.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
チームとしての目標を達成するため,自らの役割を理解し活動できることを目的とする.
授業の進め方・方法:
初回から数回はチームで取組む課題を検討・発表する.各回の取組みについて週報を作成し,LMS上で入力すること.週報の提出を持って出席とみなすため注意すること.
授業は通年科目であるが中間発表を7月,最終発表は蒼阿祭(高専祭)での活動とする.それを踏まえたスケジュールを作成すること.また,全活動終了後に最終レポートを提出すること.
注意点:
教員から専門的な指導はせず,学生自身で考えて取り組ませる.学生は必要な資料や情報を収集し,状況によっては教員に質問できる.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週 課題選定 課題を選定するための議論に主体的に参加することができる.
5週 課題選定・作業計画作成 課題を選定するための議論に主体的に参加し,グループとしての意見をまとめることができる.
6週 課題選定・作業計画作成 課題を選定するための議論に主体的に参加し,グループとしての意見をまとめることができる.
7週 課題発表会準備 課題を選定するための議論に主体的に参加し,グループとしての意見をまとめることができる.
8週 課題発表会(中間発表) 他者にわかりやすく取り組む課題を伝えることができる.
2ndQ
9週 課題への取り組み 自身の役割を理解して課題に取り組むことができる.
10週 課題への取り組み 自身の役割を理解して課題に取り組むことができる.
11週 課題への取り組み 自身の役割を理解して課題に取り組むことができる.
12週 課題への取り組み 自身の役割を理解して課題に取り組むことができる.
13週 課題への取り組み 自身の役割を理解して課題に取り組むことができる.
14週 課題への取り組み 自身の役割を理解して課題に取り組むことができる.
15週
16週
後期
3rdQ
1週 課題への取り組み 自身の役割を理解して課題に取り組むことができる.
2週 課題への取り組み 自身の役割を理解して課題に取り組むことができる.
3週 最終発表会準備 自身の取り組みをグループ内でわかりやすく伝えることができる.
4週 最終発表会 他者にわかりやすくグループでの取り組みを伝えることができる.
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
基盤的資質・能力自己理解自己理解周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
創造性・デザイン能力創造性創造性要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

中間・定期試験小テストポートフォリオ態度発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合00500500100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力00500500100