ものづくり工学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ものづくり工学
科目番号 1511000 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 専門共通科目(本科) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:4 後期:4
教科書/教材 「スタディサプリ」リクルート
担当教員 鄭 涛,西本 浩司,伊丹 伸,原野 智哉,中村 雄一,小林 美緒,香西 貴典,田中 達治,福見 淳二,岡本 浩行,安野 恵実子,吉村 洋,川上 周司,上田 康平

到達目標

【コース巡回】 各コースでどのようなものづくりが行われているか概要を把握する
【TLの基礎】 分野横断能力の概要を理解する
【教育連携】 ものづくりに必要な一般教養の基礎力を高める。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
評価項目1各コースのものづくりに使われている一般教養・技術を説明できる。各コースで体験したものづくりの概要を説明できる。各コースのものづくりに必要な基礎知識を説明できる。
評価項目2ものづくりにおける分野横断能力の必要性を説明できる。分野横断能力について概要を説明できる。分野横断能力の要素を3個以上列挙できる。
評価項目3ものづくりに関連する一般教養の基礎問題を80%以上正解できる。ものづくりに関連する一般教養の基礎問題を65~79%正解できる。ものづくりに関連する一般教養の基礎問題を60~64%正解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ものづくりに関わる技術者としての基礎を身に付けるため、機械、電気、情報、建設、化学の5コースの内容について、前期を5つの期間に分けローテーションで座学・実習を通じて学ぶ。さらに、広い工学分野の知識を身に付けることで、現在の社会が求めている複合融合分野の技術者となるための基礎を築き、ものづくりの楽しさを得ることで、2年次以降の専門科目の勉強に取り組む意欲を高める。また、共同教育聴講やチームワーク演習によって分野横断能力の概要について理解を深める。また一般教養との教育連携により、ものづくりに必要な物理や数学の基礎力の向上をねらいとする。また本科目は数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシー)を構成し,プログラムの修了には本科目の修得が必要である。
授業の進め方・方法:
本科目は、【コース巡回】・【TLの基礎】・【教育連携】のパートに分けられる。パートごとに実習・講演聴講・見学・チームワーク演習・オンライン教材など様々な実施形態を通して学習する。
注意点:
各コースで集合場所や準備するもの(服装)が違います。
各コースで安全面での注意があります。必ず守ってください。
【前期期末試験】と【スタディサプリ到達度試験】を実施します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 全体ガイダンス・到達度検査 学習内容・学習方法・注意事項を理解する。基礎学力を確認する。
2週 【コース巡回】ガイダンス コースごとの実習実施方法を理解する。
3週 【コース巡回】実習1 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
4週 【コース巡回】実習1 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
5週 【コース巡回】実習2 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
6週 【コース巡回】実習2 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
7週 【コース巡回】実習3 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
8週 【コース巡回】実習3 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
2ndQ
9週 <中間試験なし>
10週 【コース巡回】実習4 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
11週 【コース巡回】実習4 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
12週 【コース巡回】実習5 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
13週 【コース巡回】実習5 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。
14週 【TLの基礎】共同教育中間発表会聴講 自己変容学習(TL)の概要と分野横断能力の概要を理解する。
15週 【教育連携】補講(5月以降不定期開催) スタディサプリの使い方を習得する。
16週 【コース巡回】前期末試験答案返却
後期
3rdQ
1週 【コース巡回】コース紹介聴講1/【TLの基礎】 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。分野横断能力の概要を理解する。
2週 【コース巡回】コース紹介聴講2/【TLの基礎】 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。分野横断能力の概要を理解する。
3週 【コース巡回】コース紹介聴講3/【TLの基礎】 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。分野横断能力の概要を理解する。
4週 【コース巡回】コース紹介聴講4/【TLの基礎】 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。分野横断能力の概要を理解する。
5週 【コース巡回】コース紹介聴講5/【TLの基礎】 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。分野横断能力の概要を理解する。
6週 【コース巡回】コース紹介聴講6/【TLの基礎】 各コースにおけるものづくりの概要を理解する。分野横断能力の概要を理解する。
7週 (予備)
8週 <中間試験なし>
4thQ
9週 【TLの基礎】パテント講演会聴講 分野横断能力の概要を理解する。
10週 【TLの基礎】ステークホルダー講演会聴講 分野横断能力の概要を理解する。
11週 【TLの基礎】共同教育最終発表会聴講 分野横断能力の概要を理解する。
12週 【教育連携】スタディサプリ到達度試験
13週 【TLの基礎】TLチームワーク演習1 分野横断能力の概要を理解する。
14週 【TLの基礎】TLチームワーク演習2 分野横断能力の概要を理解する。
15週 (予備)
16週 <学年末試験なし>

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3

評価割合

試験コース巡回TLの基礎教育連携ポートフォリオその他合計
総合評価割合3050101000100
基礎的能力10200100040
専門的能力2020000040
分野横断的能力0101000020