到達目標
1.電磁気学や電気回路論における基礎的な問題を解くことが出来る
2.電力工学における基礎的な問題を解くことが出来る
3.電力応用分野における基礎的な問題を解くことが出来る
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安 |
評価項目1 | 交流回路における電力を計算できる | 交流回路におけるインピーダンスを計算できる | 交流回路の電圧と電流を計算できる |
評価項目2 | 汽力発電の各種効率を計算できる | 水力発電の出力の大きさを計算できる | 水力、汽力、原子力の発電方法について説明できる |
評価項目3 | 電解と電気分解の手法について説明できる | 電力分野で用いられる発電機と電動機の特徴について説明できる | 電気加熱の種類について説明できる |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気エネルギーは産業において最も扱いやすいエネルギーであるため、様々な分野の大型生産設備では多量の電力を利用している。電力自由化によって種々の発電を企業内で行うことも増えており、電気系を専門とする学生に限らず多くの分野との関わりも深くなっている。電力インフラの管理は保守メンテナンス部門の技術者が担っており、その際に必要となる資格の例として電気主任技術者や電気工事士が挙げられる。本講義は電気コース以外の学生を対象とし、電気主任技術者が取り扱う電力分野・機器分野の基礎と電気工事士が取り扱う一部の理論分野を理解することを目的とする。
授業の進め方・方法:
本授業は基本的には講義形式で実施する。この科目は学修単位のため、事前・事後学習としてレポート課題提出を必要とする。
【授業時間30時間+自学自習時間60時間】
注意点:
電気コース第二期副専門科目を履修している学生が履修できる。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
電力インフラ |
電力インフラの基本的な構造を説明できる
|
2週 |
単相と三相の交流回路 |
交流回路におけるインピーダンスを計算できる
|
3週 |
電磁誘導と電磁力 |
発電機における発電電圧の大きさについて説明できる
|
4週 |
水力学 |
流体のエネルギー保存則について説明できる
|
5週 |
水力発電 |
水力発電所出力を計算できる
|
6週 |
熱サイクルと汽力発電 |
汽力発電所の熱サイクルについて説明できる
|
7週 |
熱効率と燃焼計算 |
汽力発電所出力を計算できる
|
8週 |
中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
原子力発電と核分裂 |
核分裂現象について説明できる
|
10週 |
核燃料サイクル |
原子核分裂炉の種類について説明できる
|
11週 |
新エネルギー |
太陽光発電と燃料電池発電の特徴について説明できる
|
12週 |
発電機と電動機 |
電力分野で用いられる発電機と電動機の特徴について説明できる
|
13週 |
電照と電熱 |
電気加熱の種類について説明できる
|
14週 |
電解と電池 |
電解と電気分解の手法について説明できる
|
15週 |
自動制御 |
フィードバック制御のブロック線図を描くことができる
|
16週 |
期末試験・答案返却 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 定期試験 | 小テスト | ポートフォリオ | 発表・取り組み姿勢 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 40 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 30 | 0 | 20 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 20 |