国際協力論

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 国際協力論
科目番号 0005 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 専攻科共通(平成30年度以前入学生) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 開発援助の経済学[第四版](有斐閣)
担当教員 今田 浩之

到達目標

1.ODAの諸類型を説明できる。
2.ODAの諸アプローチを説明できる。
3.国際協力に関する諸改革を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベル(可)
到達目標1ODAの諸類型について、細分類のそれぞれを説明できる。ODAの諸類型につき概要説明ができる。ODAの諸類型につき基本的な要点を説明できる。
到達目標2ODAの諸アプローチにつき、その意義と課題・問題点を説明できる。ODAの諸アプローチにつき概要説明ができる。ODAの諸アプローチにつき基本的な要点を説明できる。
到達目標3国際協力に関する諸改革につき、その意義と課題・問題点を説明できる。国際協力に関する諸改革につき概要説明ができる。国際協力に関する諸改革につき基本的な要点を説明できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この科目では、転換期を迎えたとされる日本の国際協力のあり方について、ODAを基軸に、多角的に学習し、その意義と課題を総合的に説明できるようになることを目標とする。
授業の進め方・方法:
授業では、まず、国際協力の歴史を振り返る。また現在のODAの諸類型・諸アプローチを全体的に学ぶ。その上で、国際協力の主要な諸課題を検討する。そして、国際協力の実施方針・実施体制を含む諸改革の動向を学び、国際協力の今後のあり方を構想し、説明できる能力を身に付ける。
注意点:
ODA以外の国際協力のあり方についても関心を持つようにして下さい。
国際政治経済に関わる時事的な話題にも目を向けましょう。
参考書:国際協力のレッスン(学陽書房)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.国際協力とは何か
(1)国際協力の射程
経済協力、国際貢献、国際協力について概要を説明できる。
2週 (2)国際協力の歴史 国際的な国際協力の歴史やわが国の国際協力の歴史を説明できる。
3週 2.ODAとは何か
(1-1)ODAの諸類型
有償資金協力、無償資金協力、技術協力について説明できる。
4週 (1-2)ODAの諸類型 有償資金協力、無償資金協力、技術協力について説明できる。
5週 (2-1)ODAの諸アプローチ 構造調整アプローチ、人間の安全保障アプローチその他を説明できる。
6週 (2-2)ODAの諸アプローチ 構造調整アプローチ、人間の安全保障アプローチその他を説明できる。
7週 (2-3)ODAの諸アプローチ 構造調整アプローチ、人間の安全保障アプローチその他を説明できる。
8週 (2-4)ODAの諸アプローチ 構造調整アプローチ、人間の安全保障アプローチその他を説明できる。
2ndQ
9週 3.国際協力の主要な課題
(1)紛争予防と復興支援
紛争予防、平和構築などについて説明できる。
10週 (2)貧困削減 貧困削減、重債務貧困国支援について説明できる。
11週 (3)持続可能な発展 環境問題に配慮した経済開発・発展について説明できる。
12週 (4)良き統治 人権保障、民主政治、平和主義について良き統治として説明できる。
13週 4.日本の国際協力の展望
(1)ODA実施の基本方針
ODA大綱、中期政策その他から成る政策体系を説明できる。
14週 (2-1)国際協力の制度改革 実施体制、予算措置その他の国際協力の諸改革を説明できる。
15週 (2-2)国際協力の制度改革 実施体制、予算措置その他の国際協力の諸改革を説明できる。
16週 期末試験 答案返却 

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合6004000100
基礎的能力500300080
専門的能力100100020
分野横断的能力000000