生命科学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 生命科学
科目番号 0008 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 専攻科共通(平成30年度以前入学生) 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 現代生命科学,東京大学生命科学教科書編集委員会,羊土社
担当教員 大田 直友

到達目標

1.細胞及び遺伝子とその発現,伝達,環境との相互作用を理解している.
2.細胞分化,神経伝達,細胞周期,代謝,免疫など,生物の成長と恒常性維持の仕組みを理解している
3.ヒト社会と自然環境の関わりを理解している.
4.生命倫理の課題を理解している.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.細胞及び遺伝子とその発現,伝達,環境との相互作用を理解している.1.細胞及び遺伝子とその発現,伝達,環境との相互作用を詳細に理解している.1.細胞及び遺伝子とその発現,伝達,環境との相互作用を理解している.1.細胞及び遺伝子とその発現,伝達,環境との相互作用を理解していない.
2.細胞分化,神経伝達,細胞周期,代謝,免疫など,生物の成長と恒常性維持の仕組みを理解している2.細胞分化,神経伝達,細胞周期,代謝,免疫など,生物の成長と恒常性維持の仕組みを詳細に理解している2.細胞分化,神経伝達,細胞周期,代謝,免疫など,生物の成長と恒常性維持の仕組みを理解している2.細胞分化,神経伝達,細胞周期,代謝,免疫など,生物の成長と恒常性維持の仕組みを理解していない
3.ヒト社会と自然環境の関わりを理解している.3.ヒト社会と自然環境の関わりを詳細に理解している.3.ヒト社会と自然環境の関わりを理解している.3.ヒト社会と自然環境の関わりを理解していない.
4.生命倫理の課題を理解している.4.生命倫理の課題を詳細に理解している.4.生命倫理の課題を理解している.4.生命倫理の課題を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
生命科学は,「科学リテラシー」の一部としてその知識や情報が社会生活に必要となっており,一般常識化しつつある.また,日夜進展する生命科学の話題は社会を賑わせており,時にはヒトの存在について考えさせられたり,「生命倫理」問題として直面することもある.本講義によって,「ヒトとは何か」を知り,「生命科学の発展に私たちはどのように対応していくのか」という根源的な問題に対応できるような知識と判断力を修得する.
授業の進め方・方法:
講義
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生命科学と現代社会のかかわり 生物の定義,細胞の構成分子を説明できる
2週 生命はどのように設計されているか 細胞の構造と細胞小器官の働きを説明できる
3週 生命はどのように設計されているか 遺伝子の構造,複製を説明できる
4週 生命はどのように設計されているか 遺伝子の発現を説明できる
5週 ゲノム情報はどのように発現するのか ゲノムと生殖との関わりや遺伝子の発現調節を説明できる
6週 ゲノム情報はどのように発現するのか エピゲノムの仕組みを説明できる
7週 複雑な体はどのようにしてつくられるのか 発生,細胞分化,器官形成,成長・老化を説明できる
8週 中間試験 満点をとる
2ndQ
9週 脳はどこまで分かったか 脳の構造,神経細胞と伝達を説明できる
10週 がんとはどのような現象か 細胞周期,アポトーシス,がんについて説明できる
11週 私たちの食と健康の関係 酵素,ATP,代謝について説明できる
12週 ヒトは病原体にどのように備えるか 感染と免疫について説明できる
13週 環境と生物はどのようにかかわるか 環境への適応,進化,有性生殖の意義について説明できる
14週 環境と生物はどのようにかかわるか 生態系の機能と生物多様性の保全について説明できる
15週 生命倫理はどこに向かいつつあるか 生命倫理の原則と課題について説明できる
16週 期末試験 満点をとる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力90000010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000