線形代数論

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 線形代数論
科目番号 0013 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 専攻科共通(平成30年度以前入学生) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 演習と応用 線形代数(サイエンス社)/工科の数学 線形代数とベクトル解析(培風館) 
担当教員 杉野 隆三郎

到達目標

1.一般次元の線形空間を理解し、基本的な行列計算ができる。
2.一般化された線形方程式の意味を理解し、解集合を求めることができる。
3.N次元の連立方程式の概念を理解し、基礎的な線形計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1一般次元の線形空間を理解し、基本的な行列計算ができ、応用できる。一般次元の線形空間を理解し、基本的な行列計算ができる。一般次元の線形空間を理解し、基本的な行列計算ができない。
評価項目2一般化された線形方程式の意味を理解し、解集合を求めることができ、応用できる。一般化された線形方程式の意味を理解し、解集合を求めることができる。一般化された線形方程式の意味を理解し、解集合を求めることができない。
評価項目3N次元の連立方程式の概念を理解し、基礎的な線形計算ができ、応用できる。N次元の連立方程式の概念を理解し、基礎的な線形計算ができる。N次元の連立方程式の概念を理解し、基礎的な線形計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
エンジニアリングの設計分野で創造的な仕事をするには、線形代数論の基礎的概念と計算力が必要不可欠である。本科で履修した線形代数を基礎として数ベクトル空間と行列演算を一般次元で理解する。また、N次元の連立方程式と行列計算について学習し、一般次元の基礎的な線形計算を習得する。
授業の進め方・方法:
注意点:
本科で学んだ数学(線形代数・ベクトル解析)を復習すること。テキストを予習し、集中した授業を成立させること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 線形空間 N次元ユークリッド空間と内積について理解し、説明できる。
2週 線形空間 N次元ユークリッド空間と内積について理解し、説明できる。
3週 線形空間 線形方程式の解集合について理解し、説明できる。
4週 線形空間 線形方程式の解集合について理解し、説明できる。
5週 行列演算 一般次元の行列の性質を理解し、説明できる。
6週 行列演算 一般次元の行列の性質を理解し、説明できる。
7週 行列演算 一般次元の行列式の性質と応用について理解し、説明できる。
8週 行列演算 一般次元の行列式の性質と応用について理解し、説明できる。
4thQ
9週 中間試験
10週 連立方程式と行列のランク 行列のランクを理解し、基礎的計算ができる。
11週 連立方程式と行列のランク 行列のランクと連立方程式の解集合の関係を理解し、基礎的計算ができる。
12週 連立方程式と線形空間 同次方程式の一般解を理解し、基礎的計算ができる。
13週 連立方程式と線形空間 同次方程式の一般解を理解し、基礎的計算ができる。
14週 線形空間の基底と次元 ベクトルの線形結合と一次関係式について理解し、説明できる。
15週 線形空間の基底と次元 線形空間の基底と次元について理解し、説明できる。
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000400100
基礎的能力3000020050
専門的能力2000015035
分野横断的能力100005015