経営工学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 経営工学
科目番号 0018 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 2
開設学科 専攻科共通(平成30年度以前入学生) 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 技術経営論入門、阿部隆夫著、森北出版
担当教員 吉田 晋

到達目標

1.技術経営( MOT )について、全体的な考え方を理解し,説明できる。
2.知的財産、企業価値人材についてその評方法を理解し説明できる。
3.研究開発から生産、品質管理にいたる 製づくり活動を解し,説明できる。
4.プロジェクト管理における PDCA サイクルについて理解し,説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術経営(MOT)について、考え方を理解し,その重要性を説明できる。技術経営(MOT)について、全体的な考え方を理解し,説明できる。技術経営(MOT)について、全体的な考え方を説明できない。
評価項目2知的財産、企業価値、人材についてその価値評価方法を理解し、価値を高める取り組みを説明できる。知的財産、企業価値、人材についてその価値評価方法を理解し、説明できる。知的財産、企業価値、人材についてその価値評価方法を説明できない。
評価項目3研究開発から生産、品質管理にいたる製品づくり活動を理解し,経営者の立場で重要点を説明できる。研究開発から生産、品質管理にいたる製品づくり活動を理解し,説明できる研究開発から生産、品質管理にいたる製品づくり活動を説明できない
評価項目4プロジェクト管理におけるPDCAサイクルについて理解し,リスク低減の為の取り組みを説明できる。プロジェクト管理におけるPDCAサイクルについて理解し,説明できる。プロジェクト管理におけるPDCAサイクルについて説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
技術力だけでものをつくっても受け入れられなくなってきています。エンジニア一人ひとりに、技術力と合わせて経営的視点が求められています。企業における製品を作るための業務を推進する企業活動について、技術経営の視点から理解する。技術経営(MOT)とは、技術を事業の核とする企業・組織が次世代の事業を継続的に創出し、持続的発展を行うための創造的、かつ戦略的なイノベーションのマネジメントです。まず、技術経営について全体的な考え方を理解し、企業の経営資源である知的財産、企業価値、人材についてその価値評価方法を理解し、価値を高めるための取り組みについて学びます。また、研究開発から生産、品質管理にいたる製品づくり活動について学びます。さらに、リスク管理・プロジェクト管理・業務推進についての手法について学びます。
授業の進め方・方法:
教科書の予習を中心とし,予習内容をディスカッションすることで理解を深める授業方法とします。
注意点:
経営者の立場になって、ものごとを考えることができるようになってください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.MOT(技術経営)について
(1)MOTとは
1-(1)技術経営(MOT)について、全体的な考え方を理解し,説明できる。
2週 (2)MOT的視点の重要性 1-(2)MOT的視点の重要性を説明できる。
3週 (3)テクノロジー 1-(3)経営資源としての技術について説明できる。
4週 2.経営資源のマネジメント
(1)知的財産のマネジメント
2-(1)知的財産の重要性について理解し,説明できる。
5週 (1)知的財産のマネジメント
(2)アカウンティングとファイナンス
2-(1)知的財産の重要性について理解し,説明できる。
6週 (2)アカウンティングとファイナンス 2-(2)企業の価値の評価方法を理解し,説明できる。
7週 (3)ヒューマンリソース 2-(3)人材の評価指標と人材育成の重要性について理解し,説明できる。
8週 【中間試験】
4thQ
9週 3.研究開発・生産・品質管理
(1)R&D
3-(1)研究開発を推進するときの考え方を理解し,説明できる。
10週 (2)プロダクツ 3-(2)製品開発のプロセスについて,各プロセスを理解し,説明できる。
11週 (3)クオリティマネジメント 3-(3)品質管理の手法と品質管理活動について説明できる。
12週 4.マネジメント
(1)リスクマネジメント
4-(1)リスクの把握、評価、対応、対応の評価について説明できる。
13週 (2)プロジェクトマネジメント 4-(2)プロジェクト管理におけるPDCAサイクルを理解し,説明できる。
14週 (3)ビジネスプロセス 4-(3)業務推進の有効性について理解し、説明できる。
15週 【期末試験】
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストレポート・課題発表その他合計
総合評価割合8002000100
基礎的能力30000030
専門的能力300100040
分野横断的能力200100030