応用地盤工学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 応用地盤工学
科目番号 5296C01 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械システムコース 対象学年 専1
開設期 4th-Q 週時間数 4
教科書/教材 地盤力学(岡⽥清ほか 東京電機⼤学出版局)
担当教員 吉村 洋

到達目標

1. 四国の地質構成について理解できる。
2. 土のせん断特性について説明できる。
3. 一次元圧密理論を誘導でき、圧密沈下量の算定ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達のレベルの目安
到達目標1四国の地質構成について確実に理解し,的確に説明できる。四国の地質構成について理解し,説明できる。四国の地質構成についての理解できる。
到達目標2土のせん断特性について的確に説明できる。土のせん断特性について基礎的な事項を説明できる。土のせん断特性について理解できる。
到達目標3一次元圧密理論を説明でき,圧密沈下量の算定ができる。一次元圧密理論を誘導でき,圧密沈下について理解している。一次元圧密理論を誘導について理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地盤の上あるいは中に構造物を建設するためには、地盤やそれを構成している土の性質に関する知識や技術を理解することは大切なことである。四国の地質構成、土の強度特性やせん断試験の方法、モールの応力円、一次元圧密理論の誘導と解析、圧密試験の方法について講義を行い、設計や施工で必要となる基礎的事項を修得する。
この科目は企業で地盤工学関係の研究開発を担当した教員が,その経験を活かし,四国の地質構成,せん断特性,圧密特性について,講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
講義を中心に進めるが,授業では演習問題を適時行うので,電卓を必ず準備すること。
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として,レポートを実施する。
【授業時間30時間+自学自習時間60時間】
注意点:
演習問題を解く過程においても理解が促進されるので,演習問題を繰返し解くこと。また,周囲で行われている建設工事をよく観察し,教科書と実物をできる限り比較すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
4thQ
9週 四国の地質構成
四国の地質構成
四国地方の地質の成り立ち,特徴が説明できる。
中央構造線について概略の説明ができる。
10週 四国の地質構成
土のせん断特性
徳島地域の表層地盤の特性が説明できる。
粘性土と砂質土の違いが説明できる。
11週 土のせん断特性
土のせん断特性
排水条件の違いによる土のせん断強度の特性を説明できる。
せん断強度を調べるためのせん断試験方法について説明できる。
12週 中間試験
土の圧密特性

一次元圧密理論の誘導ができる。
13週 土の圧密特性
土の圧密特性
一次元圧密理論の解を説明できる。
一次元圧密理論の解を,計算機を用いて計算できる。
14週 土の圧密特性
土の圧密特性
段階載荷による圧密試験の方法について説明できる。
定ひずみ圧密試験の方法について説明できる。
15週 土の圧密特性
土の圧密特性
試験結果で得られた圧密特性を理解できる。
現場条件との対応について説明できる。
16週 期末試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間・定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢ポートフォリオ合計
総合評価割合7003000100
基礎的能力000000
専門的能力7003000100
分野横断的能力000000