到達目標
1.シーケンス制御,PLCについてその概要を説明できる。
2.自己保持,インターロック,優先回路の構成方法がわかる。
3、メモリ,タイマ,カウンタを利用した回路の構成方法がわかる。
4.レジスタ,四則演算,比較などの応用命令を利用した回路の構成方法がわかる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | シーケンス制御と他制御と違いを説明でき,PLCのハードウェア面や機能面の説明ができる。 | 産業界等でシーケンス制御が利用されている例を列挙でき,PLCの機能を説明できる。 | シーケンス制御の必要性が説明できない。 |
評価項目2 | 自己保持やインターロックを含む回路を構成できる。 | 自己保持回路やインターロックを説明できる。 | 自己保持やインターロックの説明ができない。 |
評価項目3 | メモリ,タイマ,カウンタを含む回路を構成できる。 | メモリ,タイマ,カウンタの機能や記述方法がわかる。 | メモリ,タイマ,カウンタの機能や記述方法が説明できない。 |
評価項目4 | レジスタ,四則演算,比較を含む回路を構成できる。 | レジスタ,四則演算,比較などの機能を説明でき,記述の方法がわかる。 | レジスタ,四則演算,比較の機能や記述方法がわからない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
工場などの生産ラインで一般的に使用されている制御方式であるシーケンス制御に関する知識を身につけるとともに,制御に用いられる基本的なデバイスについても把握する。そして,ラダー図による制御プログラム構成演習を通して,プログラムを構成するのに必要な基本的な機能やそれらの記述方法を把握・理解するとともに,それらの各種機能を用いて基本的なシーケンス制御プログラムが作成できるようにする。
授業の進め方・方法:
授業は,必要に応じてプリントを準備します。基本的に2週分で1セットです。前半は,各項目の講義と例題から成ります。授業中に例題を解くことで,各種の機能や記述方法について把握・理解できるようにします。後半は,前半の内容をベースにした課題に取り組みます。課題は,授業時間内には全て解答することができないように難易度と設問数を考えてあります。残した分は次回までにの課題とし,課題全体の解答を提出してもらいます。
注意点:
本講義は後期後半からの1授業4時間のクオータ講義です
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
4thQ |
9週 |
カウンタ |
カウンタの機能や動作を説明できる。
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10週 |
カウンタ演習 |
カウンタの機能を用いて,また必要に応じてメモリやタイマとを組み合わせて目的のラダー図を作成できる。
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11週 |
レジスタ |
レジスタの機能や動作を説明できる。入力,出力とレジスタとの対応がわかる。
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12週 |
レジスタ演習 |
レジスタの機能を用いて,また必要に応じてタイマやカウンタを組み合わせて目的のラダー図を作成できる。
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13週 |
四則演算・比較 |
四則演算の機能や動作を説明できる。
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14週 |
四則演算・比較演習 |
四則演算や比較を用いて,演算結果に対応して処理を変更するラダー図が作成できる。
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15週 |
まとめ演習 |
これまでの機能を適宜利用して,より複雑な課題に対するラダー図を設計し作成することができる。
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16週 |
定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | ポートフォリオ | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
専門的能力 | 40 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |