シミュレーション工学

科目基礎情報

学校 阿南工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 シミュレーション工学
科目番号 5296M04 科目区分 AM / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械システムコース 対象学年 専1
開設期 4th-Q 週時間数 4
教科書/教材 /SolidWorks アドオン解析ツール
担当教員 松浦 史法

到達目標

1. 3次元CADによるモデリングと線形応力解析を行うことができる。
2. アッセンブリモデルの接触問題解析を行うことができる。
3. 流体解析、伝熱解析を行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベル(可)
到達目標1解析精度を考慮して要素分割し,線形応力解析ができる。複雑な部品の3D-CADのモデリングと線形応力解析ができる。単純な部品の3D-CADのモデリングと線形応力解析ができる。
到達目標2接触状態を考慮してアッセンブリモデルの応力解析を行うことができる。3D-CADによるアッセンブリモデルの応力解析を行うことができる。3D-CADによる単純なアッセンブリモデルの応力解析を行うことができる。
到達目標3流体解析と非定常伝熱解析を行うことができる。流体解析(外部流れ,内部流れ)と伝熱解析を行うことができる。簡単な流体解析と伝熱解析を行うことができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
有限要素法などの数値解析は、機械設計のための強力なツールとなる。本講義では、有限要素法の基礎的な知識を理解した後、3次元CADに連動した解析ソフトを利用して応力解析、伝熱解析、流体解析を行い、数値計算力学の基本を習得する。この科目は企業で火力発電用ボイラの設計基準の研究や応力解析を担当していた教員が,その経験を活かし、最新の応力解析手法について講義と演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
毎回,授業前半で基本問題を解説し,後半で応用問題の解析を行う。この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポート提出を課します。 【授業時間31時間+自学自習時間60時間】
注意点:
本科で学習した3次元CADと材料力学や構造力学の知識を前提として授業を進める。授業前に復習しておくことが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
4thQ
9週 トラス構造解析 橋構造の応力解析ができる。
10週 固有値解析 共振周波数の解析ができる。
11週 固有値解析 共振周波数の解析ができる。
12週 伝熱解析 部材の温度分布を計算できる。
13週 伝熱解析 部材の温度分布を計算できる。
14週 流体解析 管の内部を流れる流体の速度、圧力分布を計算できる。
15週 流体解析 管の内部を流れる流体の速度、圧力分布を計算できる。
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他合計
総合評価割合5005000100
基礎的能力000000
専門的能力5005000100
分野横断的能力000000