Course Objectives
1.弾性変形と塑性変形が区別でき、説明できる。
2.金属の理論的強度について概算できる。
3.金属の破壊現象について説明できる。
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) |
到達目標1 | 弾性変形と塑性変形が区別でき、図表等を作成し説明でる。 | 弾性変形と塑性変形が区別でき、口頭で説明できる。 | 弾性変形と塑性変形が区別できる。 |
到達目標2 | 金属の理論的強度を考える際のモデリングが理解でき、概算できる。 | 金属の理論的強度を考える際のモデリングが理解でき、口頭で説明できる。 | 金属の理論的強度を考える際のモデリングが理解できい。 |
到達目標3 | 金属の破壊現象について、具体例を与えられたときに解析できる。 | 金属の破壊現象について、理解した上で、分類・説明できる。 | 金属の破壊現象について理解できない。 |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
本講義では材料の強さに着目し、原子レベルでのミクロな視点から材料の破壊現象を読み取る力を養成する。なお、本講義で対象とする材料は金属に限定する。
Style:
教科書にしたがって講義を進めていきます。必要な計算問題等については追加します。講義でやりきれなかった内容についてはmanabaを使って伝達します。
【授業時間30時間+自学自習時間60時間】
Notice:
化学、材料工学を今まで学んできて、材料学と物質の強さとの結びつきについてまとめて考える機会がなかったかもしれない。材料の微視的構造を考慮に入れて材料の破壊の原理について学ぶことは必ずや物質の強度を理解する際に役立つと思われる。なお、基本的な力学的項目は本科で学んでいるものとして進めていく。
Characteristics of Class / Division in Learning
Course Plan
|
|
|
Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
0.講義ガイダンス |
金属についてこれまで学んできたことを整理できる。
|
2nd |
1.]原子結合から見た弾性変形 |
弾性変形の微視的モデルを理解できる。
|
3rd |
2.破壊力学概説 理論的引張り強さ |
理論的引張り強さの導出過程を理解できる。
|
4th |
2.破壊力学概説 破壊靭性(1) |
破壊靭性の概念を理解できる。
|
5th |
2.破壊力学概説 破壊靱性(2) |
破壊靭性の概念を理解できる。
|
6th |
2.破壊力学概説 破壊靭性(3) |
破壊靭性の測定方法が理解できる。
|
7th |
3.疲労破壊 |
BCC金属における疲労破壊現象が理解できる。
|
8th |
中間試験 |
60点以上
|
2nd Quarter |
9th |
4.金属の塑性変形 理論的せん断強さ |
理論的せん断強さの導出過程を理解できる。
|
10th |
4.金属の塑性変形 転位論の導入 |
転位の存在が理解できる。
|
11th |
5.塑性変形における温度の影響(1) |
活性化エネルギーの概念が理解できる。
|
12th |
5.塑性変形における温度の影響(2) |
クリープ寿命が計算できる。
|
13th |
6.固体内の拡散 |
拡散の法則に基づく計算ができる。
|
14th |
7.金属の強化メカニズム(1) |
加工硬化と固溶強化が理解できる。
|
15th |
7.金属の強化メカニズム(2) |
マルテンサイト変態強化が理解できる。
|
16th |
期末試験の返却 |
-
|
Evaluation Method and Weight (%)
| 定期試験 | 小テスト | ポートフォリオ | 発表・取り組み姿勢 | その他 | Total |
Subtotal | 70 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 20 | 10 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |